レーシングカート・澤田龍征 怖いと思った瞬間は負け
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2月17日(月)荘口彰久がパーソナリティを務める「ケーダッシュセカンドプレゼンツ 輝く未来のアスリート アスヤン!~若いアスリートを全力応援~」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。
ゲストは澤田龍征。
2011年富山県生まれの中学1年生。車好きなことから競技をスタート。すでに優秀な成績を収めていて、日本一を決めるMAX FESTIVALで優勝等、数えきれないほど多くの大会でチャンピオンに。ジュニアクラスで全国大会4冠に輝く同世代のトップレーサーとして活躍中。澤田のカートを整備するのは一つ上の兄、賢征。兄弟で多くのレースに出場してきた。現在、富山県在住。F1ドライバーを目指して練習に励んでいる。
また、モータースポーツジャーナリストの高橋二朗が出演。
1957年生まれ。1983年からル・マン24時間レースを取材。現在、NPO法人日本モータースポーツ推進機構の理事でもあり、様々なモータースポーツの運営企画も担当。J SPORTS「SUPER GT」公式映像中継ピットリポーター、SUPER GTトークバラエティ、GTVのメインキャスター等も担当している。ちなみに、高橋自身、12歳でレーシングカートのライセンスを取得。カートレースに取り組んだ時期もあり、レーシングカートの取材歴もある。
荘口:龍征選手。車好きなことから競技に入ったそうですが?
澤田:はい。好きな車はスポーツカーのフェラーリです。お兄ちゃんがF1を好きで見ていて、お兄ちゃんもフェラーリが好きだったんで、自分も見てみたらかっこいいなと思いました。6歳から競技を始めました。
荘口:高橋さん、そもそもレーシングカートについて教えてください。
高橋:レーシングカートは、レース競技に出るカートのこととして認識していただければと思います。現在、9カテゴリー、16クラスに分かれていて、龍征選手たちはジュニアで8歳から正式な競技として出ています。
荘口:F1ドライバーはみんなレーシングカートを通っているんですか?
高橋:世界各国、日本においてもトップクラスのカテゴリーで戦っているレーシングドライバーたちは、99.9%レーシングカート(ゴーカート含む)を経ていると言っていいと思いますね。
荘口:龍征選手、いつ頃から自分は周りより速いな、と気づいたのですか?
澤田:キッズクラスで1回全国大会でダントツで優勝して、そこから自信がつきました。
高橋:もうそれは素質ですよね。レーシングカートって(車の)性能の優劣はつきにくいんですよ。クラスごとにだいたい同じサイズ、統一のエンジンだし、フレームの違いはありますけど。ですからドライバーの腕次第。スピードに対する感覚とかその部分は生まれつき備わったものが自然と湧き出る。ちなみに、この番組に出る前にレーシングドライバーたちに取材したら、澤田選手ね、知ってるという人が多いんですよ。
澤田:ありがとうございます!
荘口:澤田選手の、試合で勝つ一番の武器は?
澤田:武器というか、レースでのバトル強さです。
荘口:ものすごいスピードで走っていますが、恐怖心はどうやって克服していますか?
澤田:怖いと思ったことは一度もないです。怖いと思った瞬間負けなんです。
荘口:お兄さんの賢征さんに、整備を担当してもらったことで良かったと思ったところはどんなところですか?
澤田:なんでも話しやすいところです。あと、僕のカートを完璧に整備してくれるところです。
荘口:今ハマっているものは?
澤田:筋トレです。
高橋:まだ13歳なのであまりに偏った筋トレは必要ないかもしれませんが、最低限今の段階で必要な、横Gであったりに耐えられる首の筋肉とかは必要かもしれません。ひどい時には2G,3Gとかかかってきますから。その時ヘルメットの2倍3倍の重さになりますから鍛えておくべきだし、そうしないと長いレースをした場合首が痛くて、というのがハンディキャップになってしまうかもしれないですからね。
荘口:最後に、ここだけは誰にも負けない!というところは?
澤田:負けず嫌いなので。絶対負けたくないです。