陸上(長距離)・齋籐駿 先輩たちとつかみ取った全国制覇
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12月30日(月)荘口彰久がパーソナリティを務める「ケーダッシュセカンドプレゼンツ 輝く未来のアスリート アスヤン!~若いアスリートを全力応援~」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。
ゲストは齋籐駿。
2011年埼玉県生まれの中学1年生。小学校の持久走大会で優勝し、長距離走が好きになったことがきっかけで小5の4月からサッカーと掛け持ちで陸上のクラブに入部。9月でサッカーをやめて陸上に専念するように。
以来、小学生時代は出場した大会で負けなし。そして先日12月15日に開催された第32回全国中学校駅伝で1区を走り、所属する鶴ヶ島市立藤中学校駅伝部は初出場で初優勝。快挙に貢献した。
また、スポーツライターの佐藤俊も出演。
北海道生まれ。青山学院大学経営学部を卒業後、出版社を経て1993年よりフリーのスポーツライターとして独立。陸上は主に大学駅伝、マラソン、中長距離、短距離等を担当。さらに五輪やサッカーW杯も長年取材している。「Number」「Sportiva」など各媒体に寄稿しており、今年11月に出版した「箱根5区」等著書も多い。
荘口:佐藤さん、全国中学校駅伝初出場&初優勝って齋籐選手、すごくないですか?
佐藤:すごいですねえ。PB(自己ベスト)を見たんですけど齋藤選手、3000m自己ベストは9分12秒64で間違いないですか?
齋籐:今は非公認なんですけど8分57秒です。
佐藤:すごい!大幅に更新していますね。1分3kmを切っています。ちなみにこのままフルマラソンを走るとサブテン(2時間10分以内に走ること)といって、2時間9分台で走れる計算です。中1で出すってすごいですね。
荘口:私は番組の企画で東京マラソンを1回だけ走ったことがあって完走したんですけど、1km8分でした。それはさておき齋藤選手、全国中学校駅伝に初出場で初優勝ってことは、齋藤選手の力も大きいわけでしょう?
齋籐:僕の力よりも先輩たちが頑張ってくれました。僕は14位だったんですけど、そこから先輩たちが順位を上げてくれて、最後はアンカーのエースの選手が1位になりました。やっぱり先輩たちのおかげです。
荘口:先輩たちを立てていらっしゃって、かわいがられますね、これは。
荘口:長距離というととにかくキツイだろうなあ、ってイメージですが、いったい何を考えながら走っているのでしょう?
齋籐:ここを耐えれば強くなれる、この人には絶対負けない、という気持ちです。
荘口:今までで一番厳しかった、もうやりたくないなあ~って思ったトレーニングは?
齋籐:1000mを4本走った後に200mを10本走ったことです。
荘口:誰とでも話せることが強みでもあるそうですが、それが陸上に生きていると思う部分は?
齋籐:大会が終わった後に自分の先輩たちだったり、他の先輩たちだったりに積極的に話しかけられるところかな、と思います。
荘口:ここだけは誰にも負けない!というところは?
齋籐:粘り強さとメンタルです。
佐藤:これ、長距離で一番大事なところで最後の残り一周、400mくらいになった時にそこでどれだけねばれるかでタイムが出るし、人にも勝てるんですよね。例えば箱根駅伝を走る選手たちはみんなそういうところを強く認識していまして。強みを知るのはアスリートにとって大事なので、齋藤選手はよくわかっていらっしゃると思います。すばらしい。齋藤選手、最後の一周の鐘が鳴った時、テンション上がりません?
齋籐:最後の一周はいつも、だいたい意識が飛んでいて気力だけで…
荘口:えぇっ!?じゃあ自分でも覚えていないんですか?
齋籐:はい。
佐藤:出し切っているんですね、それだけ。