ゴールデンウィークにおすすめの展覧会5選

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【箱崎みどりのおさんぽアート】美術館や博物館へ足を運ぶのが大好きなニッポン放送アナウンサー・箱崎みどりが、おすすめの展覧会をご紹介します

今日は、ゴールデンウィークにどこへ行こうか、と考えていらっしゃる方に向けて、おすすめの展覧会を5つまとめてご紹介します。

箱崎みどりアナウンサー

箱崎みどりアナウンサー

泉屋博古館東京「ライトアップ木島櫻谷Ⅱ ―おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風」

まず、六本木から。

近代の京都画壇を代表する存在として再評価されている日本画家、木島櫻谷。

「ライトアップ木島櫻谷Ⅱ ―おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風」展示の様子

「ライトアップ木島櫻谷Ⅱ ―おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風」展示の様子

今回は、櫻谷が生み出した「線」に注目。見どころも分かりやすいです!

「ライトアップ木島櫻谷Ⅱ ―おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風」展示の様子

「ライトアップ木島櫻谷Ⅱ ―おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風」展示の様子

「ライトアップ木島櫻谷Ⅱ ―おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風」
会期:4月5日(土)〜5月18日(日)
場所:泉屋博古館東京
時間:11:00〜18:00(金曜は19:00まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜、5月7日(水)(5月5日、6日は開館)

森アーツセンターギャラリー「ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展」

同じく六本木。

誕生から大きなインパクトを与え続けるゴジラ。国内外のアーティストがゴジラに向き合い生み出した作品がずらっと揃います。

「ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展」展示の様子

「ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展」展示の様子

ポスターにもある「ゴジラとは、何か。」を考えさせる展覧会。私は、時代や見る人によって姿を変えるところが、私が好きな「三国志」に似ていると思いながら観て回りました。

「ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展」展示の様子

「ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展」展示の様子

かわいらしいもの、現代社会の問題を意識させるものなど、ゴジラによってインスピレーションを得て生まれた、バラエティ豊かな世界に浸ってみてください。

コラボメニューも充実しています!

ゴジラ VS 六本木ヒルズ SPECIAL MENU

ゴジラ VS 六本木ヒルズ SPECIAL MENU

「ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展」
会期:4月26日(土)〜6月29日(日)
場所:森アーツセンターギャラリー
TM&©TOHO CO., LTD.

サントリー美術館「酒吞童子ビギンズ」

六本木3か所目はこちら。日本で最も名高い鬼、酒呑童子。大きくなった金太郎が退治した鬼です。

箱崎みどりアナウンサー

箱崎みどりアナウンサー

鬼退治の物語を描く「酒吞童子絵巻」の中でも、後世に大きな影響を与えたのが、解体修理を終えたサントリー美術館が所蔵する狩野元信の筆によるもの。このサントリー本を観られるだけでなく、約140年前にドイツに渡った住吉廣行筆「酒吞童子絵巻」(ライプツィヒ本)も初めての里帰り!

サントリー本にそっくりな「酒吞童子絵巻」が繰り返し作られ、なぜか嫁入り道具になった謎にも迫ります。ゆっくりじっくり、「酒吞童子絵巻」ごとの違いをご堪能ください。

「酒吞童子ビギンズ」
会期:4月29日(火・祝)〜6月15日(日) ※会期中展示替あり
場所:東京・サントリー美術館

パナソニック汐留美術館「PARALLEL MODE:オディロン・ルドン―光の夢、影の輝き」

続いて、汐留。

19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したフランスの画家、オディロン・ルドン(1840年-1916年)。その作品を通覧することができる展覧会です。ルドンといえば、悪夢を捕まえたような黒い絵というイメージでした。

「PARALLEL MODE:オディロン・ルドン―光の夢、影の輝き」展示の様子

「PARALLEL MODE:オディロン・ルドン―光の夢、影の輝き」展示の様子

人によっては不気味に感じられるかもしれませんが、観ていくと、どこかかわいらしいところもあって夢中になります。

しかし、驚いたのは、後半生の作品。一気に色が溢れます!

「PARALLEL MODE:オディロン・ルドン―光の夢、影の輝き」展示の様子

「PARALLEL MODE:オディロン・ルドン―光の夢、影の輝き」展示の様子

ぜひ、ルドンの作品の光と影に触れてみてください。

PARALLEL MODE:オディロン・ルドン―光の夢、影の輝き
会期:4月12日(土)〜6月22日(日)
場所:パナソニック汐留美術館
時間:10:00〜18:00(5月2日、6月6日、20日、21日は20:00まで、入館は30分前まで)
休館日:水曜(6月18日を除く)

静嘉堂@丸の内「黒の奇跡・曜変天目の秘密」

ニッポン放送の近く、丸の内に移りましょう。

「黒の奇跡・曜変天目の秘密」

「黒の奇跡・曜変天目の秘密」

国宝・曜変天目。世界に3点のみ現存するうちの1つで、静嘉堂が所蔵しているものを静嘉堂@丸の内で観ることができます。ほかにも、やきもの・漆・刀剣など、工芸の黒い色彩をテーマに、美しい品々が並びます。

「黒の奇跡・曜変天目の秘密」展示の様子

「黒の奇跡・曜変天目の秘密」展示の様子

「黒の奇跡・曜変天目の秘密」
会期:4月5日(土)〜6月22日(日)
場所:静嘉堂@丸の内
時間:10:00〜17:00
(毎月第4水曜は20:00まで、6月20日(金)21日(土)は19:00まで、入館は30分前まで)
休館日:毎週月曜(6月18日を除く)

そのほか、日比谷では「Hibiya Festival 2025」や「Hibiya Art Park2025 –訪れるたび、アートと出会う1ヶ月-」も開催中! ぜひ、お出かけのご参考になさってください!

※写真は、主催者の許可を得て掲載しています。

「Hibiya Art Park2025 –訪れるたび、アートと出会う1ヶ月-」
https://www.tokyo-park.or.jp/special/2025art_hibiyapark/

箱崎みどりの「おさんぽアート」

ニッポン放送・箱崎みどりアナウンサーが、展覧会や美術展をご紹介します

<箱崎みどりアナウンサー プロフィール>
東京都生まれ。2011年ニッポン放送入社。
東京大学大学院修士課程修了(修士論文は「日中戦争期における「三国志」ブーム」)。
気象予報士、防災士、第一級陸上無線技術士。二児の母。
趣味で、近代日本での三国志について研究しており、著書に『愛と欲望の三国志』(講談社現代新書)。

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