ニッポン放送アナウンサーの箱崎みどりです。
箱崎みどりの「おさんぽアート」。春はもうすぐそこ。だんだん日も長くなって、暖かくなってきたということで、この時期、そして、春休みのお出かけにおすすめの展覧会を3つ、ご紹介します。
今回の記事でご紹介する2つ目の展覧会は、東京国立博物館で開催中の建立900年 特別展「中尊寺金色堂」です。
奥州・平泉にある中尊寺金色堂は、天治元(1124)年に、藤原清衡によって建立されました。以来900年。東北最古の現存建造物として、今も多くの方が訪れています。
私も、小学生の頃に、祖父母に連れられて見に行き、毛越寺の大きさとともに、中尊寺金色堂の豪華絢爛な姿に驚いたのを覚えています。
建立900年を記念して東京にやってきたとっておきの宝物は、ほとんどが国宝で、平安後期の平泉の、豊かな文化を伝えてくれます。
金色堂の3つの須弥壇のうち、中央壇上の国宝仏像11体がそろって公開されているので、普段近くで見ることができない、仏像のお顔を間近でじっくり見ることができます。
私が圧倒されたのは、「金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅」。お経を書きこむことで、仏塔を表現しています。
源義経にもゆかりがある、中尊寺金色堂。建立900年を記念した特別な機会を、どうぞお見逃しなく。
建立900年 特別展「中尊寺金色堂」
2024年1月23日(火)~4月14日(日)
東京国立博物館 本館 特別5室
2024年1月23日(火)~4月14日(日)
東京国立博物館 本館 特別5室
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