ニッポンと世界の今が分かる朝のニュース番組、ニッポン放送『飯田浩司のOK!Cozy up!』(月~金 午前6時~8時)の中で、6時41分から放送している『黒木瞳のあさナビ』。ナビゲーターの黒木瞳が、エンタメ界、ビジネス界、スポーツ界をはじめ、ジャンルを問わずその道のプロフェッショナルをゲストに迎え、バラエティに富んだ話を伺っている。

黒木瞳
8月25日(月)からの1週間は、大ヒット公開中の映画『国宝』の李相日監督が5日連続で登場。李相日監督に映画『国宝』について、撮影時のエピソード、シーンや作品に込めた思いなどを伺いながら、黒木瞳と李監督が『国宝』の魅力をたっぷりと語っていく。
3日目となる本日27日(水)の放送での黒木瞳と李相日監督の映画『国宝』についての主なやり取りは以下の通り。
◇黒木瞳:吉沢亮さん演じる喜久雄が見たい景色を探していくというところが一つの軸になっているのかなと思ったのですが……
◇李相日:一番最初の父親との別れ際の父の死の瞬間というものが、彼の中で何か、当然、悲しむべき出来事なんですけど、同時に何か得も言われぬ美しさも感じてしまうというか、そのもう相反した瞬間がずっと彼を縛るというか、彼から離れない瞬間だったと思うんですけど。それが舞台、歌舞伎という世界に身を投じていく中で、現実なのか、あれが本当にあったことなのか、なんだったのかっていうことが、ずっと多分どこかでつきまとっていっての最後に到達するのかなという全体のイメージでした。
◇黒木瞳:私が感じたのは「マクベス」で、「人って皆、哀れな役者である」と。出番の時だけいいことをして、そして最後は消えてなくなる、といって終わっていくんですけど。そのセリフがふっと頭によぎりました。
◇李相日:歌舞伎の演目って意外と死にまつわるものが多くて。極端なことを言うと、毎回幕が降りるたびに死んでは、また幕が上がって生き返って、ということを人生の中でずっと繰り返してるような気もしていて、何かこう、生と死というのが、日常の中に組み込まれている生き方というか。だからそれをどうにか映画という媒体でイメージとして、メタファーとして表現できないかなと思っていたのが、やはり雪という存在。そこには無だったり、死も入っているし、雪という存在と、あとやっぱり赤い、紅の赤もありますが、血っていうものに象徴される生。生きるという、なんかそういった“生と死”というものが、ビジュアルの中でどう共存できるかなということを探っていましたね。
黒木瞳と李相日監督のトークは 『黒木瞳のあさナビ』で今週金曜日まで毎日お届けする。
【番組概要】
■番組タイトル:ニッポン放送『黒木瞳のあさナビ』 (飯田浩司のOK!Cozy up!」内で放送)
■放送日時:2025年8月25日(月)~8月29日(金) 午前6時41分~6時48分
■放送局:ニッポン放送(FM93.0/AM1242/radiko)/全国ネット
■ナビゲーター:黒木瞳
■ゲスト:李相日(映画監督)
■番組HP:https://www.1242.com/asanav/
◆この番組は、radikoのタイムフリー機能で、放送1週間後まで聴くことができる。
⇒ http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20250827064100
番組情報

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳
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