未来をつくるスタートアップ企業にフォーカスし、パーソナリティの宇垣美里がスタートアップ企業の挑戦や革新的なアイデアに迫り、それぞれの「夢」を深堀りしていくポッドキャスト番組『宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン』の第37回が 9月16日（火）に配信された。

第37回のゲストには株式会社Ani-lience（アニリエンス）の代表取締役社長である實廣亜希子が登場。實廣は「ペットの“デンタルケア革命”を目標に、大手飲料メーカーの会社員でありながら、副業として起業した起業家。宇垣自身も犬を飼っているため、「今日の話はより詳しく聞きたい」と意気込んでいた。

同社が開発しているのは、自宅で簡単にできるペット用の「お口の健康チェックキット」。犬猫の約7割がかかるといわれる歯周病の早期発見を目的としたもので、検査結果に基づき予防サービスを提案するアフターケアや、飼い主向けのオンライン講座も展開し、総合的なペットのデンタルケア事業を目指している。

實廣は「現在、日本では１600万頭ほどの犬や猫が飼われているが、そのうち1100万頭ほどが歯周病になるリスクがある」と明かし、宇垣はその割合の大きさに驚きを見せた。

犬と一言で言っても、犬種や性格など特徴は様々だが、Ani-lienceはそうした点もヒアリングをしたうえでソリューションを提示しているという。

宇垣も「犬は言語を持たないからこそ、歯周病などを見つけるのが難しい」と飼い主ならではの視点で同サービスの重要性を実感していた。實廣は「弊社の検査キットは、自宅でペットの唾液をとって、専用の試験紙につけたものを写真で送るだけで、検査結果が戻ってくる」と簡単に使用できるとアピールした。

また、起業と会社員の両立について宇垣は「副業という形で起業を選ばれたのはなぜでしょうか？」と問うと、實廣は「事業を始める
まで、研究開発の期間が長かったこともあり、軸足を置いたまま起業する方が良いと考えた」と答えた。

『宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン』は毎週火曜午前6時頃、ニッポン放送PODCASTSTATIONほか各ポッドキャストアプリで配信中。