「溺れる前に、1秒で知らせる」プール事故ゼロを目指すプライムセンスの挑戦

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未来をつくるスタートアップ企業にフォーカスし、パーソナリティの宇垣美里がスタートアップ企業の挑戦や革新的なアイデアに迫り、それぞれの「夢」を深堀りしていくポッドキャスト番組『宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン』の第35回が 9月2日(火)に配信された。

「溺れる前に、1秒で知らせる」プール事故ゼロを目指すプライムセンスの挑戦

第35回のゲストには株式会社プライムセンス代表取締役社長の高木淳が登場。高木は定年退職後に起業し、水難事故の予防を目指すスタートアップを立ち上げた異色の起業家だ。

同社が開発するのは、プールでの溺水をわずか1秒で検知する独自の安全監視システム「Meel(ミール)」。従来の監視カメラと異なり、映像を保存せずにAIが解析するためプライバシーの懸念も少なく、事故の早期発見に特化している。国連のデータによると、世界では年間23万人以上が溺水で命を落としている。

宇垣が「友達から、子どもをお風呂に入れていたら、子どもが気付かぬうちに溺れそうになっていたと話を聞いたことがある」と明かすと、高木は「それこそが、静かに声も出さずに溺れる子ども達の水難事故の特徴。この『サイレンスキラー』と呼ばれる事故を防ぐことがMeelの最大の目的」と答えた。

宇垣が「従来の人的監視との大きな違いは何か」と尋ねると、高木は「人的監視だと、一人を対応している間に他の水難事故に気づけないが、このシステムであれば同時に対応できる」とシステムの優位性を語った。

「Meel」には交通系ICカードにも利用されるRFIDというセンサーが内蔵されている。このセンサーが危険を検知し、プラスチックで覆われたMeelのデバイスを水泳ゴーグルやキャップに装着することで、子どもの安全を守る仕組みになっているという。

高木の説明を聞いた宇垣は「現状は水難事故のみですが、これからどんどん使用場所が広がっていきそう」とこれからのビジョンに胸
を膨らませた。高木も「プールだけでなく、幼稚園や保育園、高齢者施設などでの安全監視にも応用していきたい」と今後の展望を語っ
た。

『宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン』は毎週火曜午前6時頃、ニッポン放送PODCAST STATIONほか
各ポッドキャストアプリで配信中。

「溺れる前に、1秒で知らせる」プール事故ゼロを目指すプライムセンスの挑戦

【番組概要】
番組名:『宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン』
パーソナリティ:宇垣美里
配信日時:毎週火曜日 6時頃
配信先:ニッポン放送PODCAST STATION (https://podcast.1242.com/)、Apple、Spotify、AmazonMusic等各種Podastアプリ
番組メールアドレス:sun@1242.com
番組ハッシュタグ:#スタートアップニッポン 

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