※この記事は2016年に書かれたものです
ズッキーニの基礎知識
歴史や産地
北アメリカやメキシコが原産地のズッキーニですが、16世紀の頃、ヨーロッパで栽培が始まったと言われています。
500年以上の歴史がありますが、日本での歴史はまだ浅くて、1980年頃、アメリカから輸入されたものが“新野菜”として広まったそうです。
日本では宮崎県と長野県が全体の6割以上を占める
日本では宮崎県と長野県が、代表的な生産地で、全体の6割以上を、この2つの県で占めているそうです。
栄養と効能
続いて、ズッキーニの栄養です。カボチャの仲間ですが、カボチャと比べると、糖類やデンプンが少ないので、低カロリーです。
β-カロテン
そんなズッキーニには、抗酸化作用が期待されるβ-カロテンが含まれています。
またβ-カロテンは体に吸収されると、必要に応じてビタミンAに変化します。
そんなβ-カロテンは油に溶けやすいので、油と一緒に調理することで、体内への吸収量がアップします。
ですので、ズッキーニはオリーブオイルなどで炒めて頂くのが良いということになりますネ。
カリウム、ビタミンCなど
他にもビタミンKやビタミンC、カリウム、カルシウムなども含まれています。
カリウムは高血圧の予防や、むくみの解消に効果的と言われていますし、ビタミンCは疲労回復や免疫力のアップに効果が期待されています。
そんな栄養をたっぷり含んだズッキーニを頂くことで、夏バテを防ぐことも期待出来ます。
苦味成分『ククルビタシン』
ズッキーニにはカボチャの仲間ではありますが、キュウリ、スイカと同じ『ウリ科』の植物でもあります。
『ウリ科の植物』には『ククルビタシン』といわれる苦味成分が含まれています。
とは言っても、含まれる量はごくわずかだそうです。
それでも、ズッキーニを頂いた時、何か強い苦みですとか渋みを感じた時は、食べずに廃棄してしまうのが良いそうです。
(2016/8/9放送分より)
スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい
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