写真提供:産経新聞社
リオデジャネイロオリンピックレスリング日本女子が登坂、伊調、土性と3連勝!
この波に乗ってオリンピック個人4連覇を目指し、いよいよ日本時間の今夜、吉田沙保里が登場します。
女子レスリングが正式種目に採用されたのは2004年のアテネ大会。
勝ち続けることで霊長類最強など、さまざまな冠がつき、2012年には個人として19人目の国民栄誉賞を受賞しました。
7月末に腰痛と股関節痛を発症したものの、関係者は一様に「不安はない」と太鼓判を押しています。というのも「減量をすることなく、調整がうまく運べた。」
日本のお家芸となったレスリング女子は、どうして強いかといえば、そのトレーニングでしょう。
自衛隊員が行うようなハードな練習の毎日。
自分よりも重量のある選手を2人背負う、座った状態で天井からつるしてあるロープを腕の力だけで登るなど、今はもう、忘れ去られたスポ魂の世界が当たり前のように展開されている。
「きつい。苦しい。痛い練習は大嫌い。」と吉田ははっきりと、口にします。
ただ「例外中の例外は(伊調)馨だけ」とも。
一見、ライバルは不在のように思いますが、たった1人だけかなわなかった選手がいました。
それはレンジャーズのダルビッシュとの間に昨年、男子を出産した山本聖子。
1986年の初対決から5連敗を喫し、2002年に初勝利をあげてから本当に強くなったのです。
とはいえ「戦う全員がライバル」といつも闘争心をたぎらせ、特に「外国人選手が相手になると、燃える。それもかわいい顔をしていると…。」と漏らすところが、いかにも吉田らしいリップサービスでしょう。
レスリングは3歳から、父の栄勝さんのすすめで行いました。
ピアノなどの習い事を希望しても、「吉田家の人間は、レスリングをやることになっている。」と全く取り合わずに、「とにかく、レスリングをやれ」と強制的でした。
自宅で道場をひらいており、環境は抜群。
オリンピックの正式種目に採用されると「金メダルは、スーパーマーケットでは絶対に売っていない。」それが吉田への口ぐせだったといいます。
4年に1度のオリンピックは人生を賭けた正念場です。
8月18日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」