サッカーが大好きで、試合を見たいという人はこれまではスカパー(スカイパーフェクトTV)がず~と中継をやっていましたので、熱心に見てた方、大勢いらっしゃると思います。
その方たちも含めて昨年7月、びっくり仰天のニュースが飛び込んできました。
Jリーグと、イギリスのスポーツ専門配信チャンネルが10年間、2,100億円で有料放送での独占権の契約を結んだのです。
(※地上波などの無料放送ではJリーグが放送される可能性はあります)
Jリーグの有料放送と言えば、これまでスカパーが10年間やってきました。
しかし今年からは、スカパーでの中継は一切なし!
この10年2,100億円という金額は去年のスカパーの中継権料と比較して、実に4倍。
これだけの金額を提示されちゃあ、とても対抗できませんよね。
そもそも、このイギリスのスポーツ専門配信チャンネルとは何ぞや?
名前は「DAZN(ダ・ゾーン)」
ほとんどの人が、聞いたこともないと思います。
それもそのはず、DAZNのサービスが世界でスタートしたのが去年の夏から。
運営しているのはイギリスに本社を置く国際スポーツメディア企業「パフォーム・グループ」で設立は2007年。
様々なスポーツ関連会社の買収、そして合併などを繰り返し急成長を遂げついにはスポーツに特化した配信サービス「DAZN」を開設!
名前の由来は、スポーツ用語「ゾーン」。
「ゾーンとは、ものすごい力を発揮できる状態が短時間だけ続くこと」
日本流にいうと「火事場の馬鹿力」。
「DAZN」は去年からドイツ、スイス、オーストリアで配信サービスが行われていて日本でも配信がスタートしました。
では「DAZN」はいったい、どんなスポーツの配信しているのか?
自動車のF1や、アメリカンフットボールNFL、メジャーリーグのMLB、バスケットボールNBA、アイスホッケーのNHL、サッカーのドイツのブンデスリーガ、イタリアのセリエA、そして格闘技のUFCなど。
さらに日本のバレーボールリーグ、Vリーグとも5年間契約を結びVリーグのリーグ戦全試合の配信を行っています。
また去年の8月から、日本のプロ野球の配信も行っていて、広島カープと、横浜ベイスターズの主催ゲームを配信。
世界中のスポーツ、年間でおよそ6,000試合以上がテレビやスマホなどで楽しめて、月額1,750円(税抜き)。
実は日本にも「DAZN」のような「スポーツの動画配信サービス」はすでに行われています。
あの孫正義社長率いるソフトバンクグループがヤフーと共同で、スポーツ中継サービス「スポナビライブ」を展開している。
プロ野球は巨人と広島を除く10球団の試合を配信。
海外サッカーではイングランドのプレミアリーグとスペインのリーガ・エスパニョーラを配信。
その他、相撲やテニス、さらにあの川渕三郎さんで話題を呼んだバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」も全試合中継しています。
通常料金は月額3,000円(税抜き)ですが、ソフトバンクユーザーの場合、月額500円(税抜き)で利用可能。
これからスポーツの配信中継ビジネス、どう展開していくのか?注目です!
1月16日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より