恒例!専門家の2016年予想が当たっていたのか?大検証!【やじうま好奇心】

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毎年、年末の「やじうま好奇心」では、雑誌や専門家の「今年の予測」が当たっていたのか検証する、ちょっと意地悪な企画を行っています。

まずは、プロ野球の予想。
「セリーグの優勝を広島」と予想したスポーツ紙の解説者のうち、広島カープOB以外では、千葉ロッテや大リーグなどで活躍した小宮山悟さん、ただひとり。
反対に広島カープを最下位に予想していた評論家は元中日、権藤博さん。元阪急、山田久志さん。元西武、東尾修さん。元巨人、槙原寛己さん。

セ・リーグ優勝報告会でナインに胴上げされる黒田博樹投手=11/5マツダスタジアム

セ・リーグ優勝報告会でナインに胴上げされる黒田博樹投手=11/5マツダスタジアム 写真提供:時事通信

続いて、今年は何と言ってもリオオリンピックのメダル予想。
日本のメダル数は41個(金12、銀8、銅21)史上最多でした。
種目別に見ると柔道で12個、競泳とレスリングがそれぞれ7個。
個人で見ると内村航平さんが金2個、荻野康介さんが金銀銅と合計3個。
さてではメダル予想はどうだったのか?
JOC(日本オリンピック委員会)は、種目別に、金メダルの数を14と予想した。
そのほか紙媒体。デイリースポーツ金13、朝日新聞、金15 、日刊スポーツ金20、スポーツ雑誌ナンバーは金22。
やはり期待感を込めて「金メダル」多めに予想するスポーツ紙、雑誌が多かったようです。
でも最も注目スべきは、あの「ゴールドマンサックス」の予想。
各国の持続的な成長力や技術力、政治の安定などの条件を反映させた指標に加え、人口、過去の実績などに基づいてメダル数を予測。
実は4年前のロンドン五輪の時はイギリスのメダル獲得数65個を図星で!さらに、金メダル獲得数も上位11カ国中10カ国も的中させた。
そして今回はアメリカの金メダル数45個と予想。実際は46個。
さらに金・銀・銅のメダル獲得数の合計では、上位10か国の内、8か国がプラス・マイナス20%以内の誤差。
ちなみに日本のメダル獲得総数予想は39個で正解は41個。大したもんです。

さて話変わって、たとえば日経トレンディやリクルートのトレンディ予想に目を向けると、こちらの方は一言で言ってほぼハズレ!
そう言ってしまうと身も蓋もありませんが。。。

たとえば、日経トレンディが結果として選んだ2016年のヒットの1位はポケモンGO、2位が君の名は。、3位は加熱式電子タバコ、4位は写真に特化したSNSのInstagram、5位はフリーマーケットのスマホアプリメルカリ。さて、それが昨年末に出された2016年ヒット予測の中にはひとつありませんでした。

さらに、リクルートが去年の12月に予想した2016年の流行予測は「多国籍スクラムバイト」や「美ンバウンド」。全くピンときませんね。

ちなみに、2017年のリクルートの流行予測を見ると、たとえば、「育児の時間」が「自分が楽しめる時間」に!子育て参加をきっかけに父親たちが学び始めた。=「子けいこパパ」や、外食を通じておいしく気軽に「地方創生」を応援する行動で「援」の気持ちが縁になり宴になり¥(円)になる=「おいし援」、等々がエントリーされている。
無理矢理感と滲み出る商魂が否めませんね。

まあ、様々な分野で多くの専門家が、すでに2017年の予想をしています。
それが当たったかどうか、1年後をお楽しみに!

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12月26日(月) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

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