中国で現金払いは時代遅れ?~アリババのネット決済“Alipay(アリペイ)”が普及!高嶋ひでたけのあさラジ!

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3/21(火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①

中国は今やキャッシュレス時代
6:29~ニュースやじうま総研ズバリ言わせて!:コメンテーター富坂總(ジャーナリスト・拓殖大学教授)

ローソンが「アリペイ」導入~玉塚元一会長(右)と螞蟻金融服務集団ドウグラス・フィーギン上級副総裁国際事業管掌=20170123品川区 写真提供:産経新聞社

ローソンが「アリペイ」導入~玉塚元一会長(右)と螞蟻金融服務集団ドウグラス・フィーギン上級副総裁国際事業管掌=20170123品川区 写真提供:産経新聞社


スマートフォン決済普及の理由は「固定電話が無かった」から

高嶋)今日の話でびっくりしたのですけども、中国は今もう大変なキャッシュレス時代、つまり現金を使わないという、スマホで決済してしまうというね。モバイル決済と言うのですか? これがとても進展しているって、本当ですか?

富坂)本当です。アメリカやイギリスのテレビ局の何社かが、実際にどこまでできるのかということを記者使ってやっています。便利になっているということは間違い無いですね。

高嶋)飴を売る屋台でもモバイルの支払いが可能だと。

富坂)場所によっては。なんでそういうことになるのかというと、実はインフラが乏しかったからできるのです。日本だとまず有線の電話があって、電話線というのがあって、それが携帯電話に変わって来ますよね。でも彼らは有線の電話の無い所に携帯電話がボンッと来るので、いきなり最初に持つ電話が携帯電話だったりします。

高嶋)固定電話時代が無い?

富坂)無いのです。そうするとそのインフラを全然使わなくて、新しく携帯電話の方だけに(意識が)行けるじゃないですか。すると無駄な投資をしなくて良いのでいろいろ進んでいくのですよね。初めて持ったのがいわゆるスマートフォンだという人も沢山いるのですよね。そうなるとスマホに決済機能が付いてくるというのもとても簡単に早く普及するし、そこに中国人の“新しいモノ好き”というのが加速度的に浸透させていったというのが背景にあると思います。スターバックスなんかでコーヒーを買う為に並んでいますが、僕なんかは現金で買いますけど、皆殆どスマホでパパッとやっていきますね。

高嶋)そうですか、何だか負けているような気がして悔しいですね。

富坂)カードかスマホでやるという感じなので、いつもと見ている風景が違うなって感じですね。


大手「アリババ」のモバイル決済「Alipay(アリペイ)」とは?

高嶋)「アリババ」が先頭を切ってやったという。

富坂)そうです。銀行は政治欲ありますので、政治を動かしてアリババの邪魔をしたのですけど、アリババのジャック・マーはとにかく闘う経営者ですから、ガンガン戦って結局勝ち取ったということです。今ものすごい速さで浸透しています。実際使うと便利なので。私は使ってないのでこんなこと言うと変ですけど、便利だということですね。

高嶋)「Alipay(アリペイ)」という名前だそうですけど、それはアリババが払う“pay”ですよね。Alipayにするというのはいわゆるスマホ決済ということですよね。

富坂)そうですね。中国語だと「支付宝(ツーフーパオ)」と言うのですけども、これもアリババのネット取引を支えるとても大きなもので、最終的には金融機関としても大きなものになっていくのではないですか。

高嶋)それで驚くべきは、一番のモバイル決算の浸透率を見るとチベット自治区が全国でトップだと(笑)。

富坂)これは本当なのかなって思いますけども(笑)。ただ実はネット証券取引というのは意外に交通不便な所の人の方が使うというのがあるのですよね。例えば銀行が手軽に無いとか。

高嶋)いろんな所をスキップしてしまっているのがすごいですよね。びっくりしました。

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高嶋ひでたけのあさラジ!
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