ただいま公式戦16連勝中!(※5月10日現在)
まさに無人の野を行く重戦車… というには、あまりに童顔、あまりに細身ではありますが…
将棋の藤井聡太四段(14)が、破竹の快進撃を続けています。
目指すは、神谷広志八段の持つ、公式戦最多連勝「28」という大記録。
次は、5月12日、西川和宏六段との対局となりますが、果たしてどうなりましょうや?
そこで今回は、若干14歳の藤井聡太四段に負けじとばかり、大のオトナの心胆を寒からしめている、「恐るべき10代の快物たち」にスポットを当てます。
東京五輪も近いということで、ひとつ、アスリートの特集とまいりましょう。
■サッカー 久保建英(くぼたけふさ)選手/ 15歳
まずはサッカー界から、ご存じ、久保建英選手!
生年月日は2001年6月4日といいますから、来月、ようやく「16歳」になります。
現在、「J3」の、FC東京U-18に所属している久保選手は、正真正銘のJリーガー。
栴檀は双葉よりなんとやらで、小学3年のときは、1学年上の川崎フロンターレU-10でプレー。
4年生の時には、ふたつ飛び越して、6年生のチームでプレー。
常に、「飛び級」でプレーしてきた… というのは有名な話です。2015年4月には、イギリスの一流スポーツ紙『Mirror』が選ぶ「19人のニュー・メッシ(新時代のメッシ)」たちの1人にランクインされました。
さらに、先月の15日には、Jリーグ史上最年少ゴールを記録!
この快挙が海外でも話題となりまして、クロアチアのマスコミでは、サッカー漫画「キャプテン翼」にちなみまして、こんな見出しの記事になったそうです。
「漫画の世界が現実に! ニッポンに本物の翼がいた!」
なんとも、誇らしくなる記事じゃ~ありませんか。
■フィギュアスケート女子 本田真凜(ほんだ・まりん)選手/15歳
引退した浅田真央選手の衣鉢を継ぐ次代のスターは、このヒトじゃないか?
そう囁かれているのが、もっか急成長を遂げている、本田真凛選手。
去年の世界ジュニア選手権では、みごと金メダルを獲得。
さらに、今年の世界ジュニア選手権では、ショートとフリー、ともに自己最高記録をマーク!
銀メダルに終わったものの、合計で200点越えの「201・61点」を記録、スケート界を驚かせました。
妹の本田望結ちゃん(12)は天才子役との評判しきり。
お姉さんの真凛選手も、かねてから美貌のほうは折り紙付きです。
そこへもってきて表現力もついてきたもんですから、とうぜん、来年の平昌(ピョンチャン)オリンピック出場を視野に入れています。折も折… ちょうど来季から、シニアに上がってくるんです!
次世代のエース候補、本田真凛選手。平昌、東京へ向け、まさに機は熟した… といったところでしょうか。
■女子ボルダリング 伊藤ふたば選手/15歳
東京五輪の追加種目、スポーツクライミングのボルダリング。
実は、ニッポンが、若き才能に満ちた「ボルダリング王国」だということをご存じでしょうか?
今年の1月29日、ボルダリングの日本一を決めるジャパンカップが開かれたのですが、決勝に残った6人のうち、なんと3人が中学生だったんです。
で、みごと優勝したのが、伊藤ふたば選手。当時、大会史上最年少記録となる、14歳での優勝でした!長い手足が、伊藤選手の最大の武器。手足を振り子のように使って登ります。
2002年4月25日生まれですから、この間、15歳になったばかり。
特筆すべきは、岩手県盛岡市、松園中学の3年生であるというところ。
東京五輪は、復興五輪であるとも言われていますが…
伊藤選手は、被災地・盛岡の希望の星でもあるんです!
ニッポン史上最強のアスリート姉妹とは?
続いては、若い選手の台頭著しい、女子ゴルフ。
非常に興味深いデータが存在します。
アメリカのゴルフ専門メディア『ゴルフチャンネル』によると、昨シーズンのアメリカ女子ゴルフツアーの優勝者の平均年齢は、なんと… 「20・8歳」だったんです! (※2016年6月調べ)
当時の世界ランク1位は、19歳の韓国系ニュージーランド人、リディア・コ選手。
優勝者の中で、もっとも年長者は、当時24歳10カ月のジャン・ハナ選手だったというのですから、女子のアメリカツアーでは、いま、とんでもない若年化が進んでいるのです。
では、ニッポンの10代女子ゴルファーの注目株とはだれか?
実力に加え、スター性も抜群と言われているのが…
■女子ゴルフ 鬼塚貴理(おにつか・きり)選手/ 16歳
現在、熊本国府高校2年生の鬼塚貴理選手。
その美貌もさることながら、先月末に行われた女子ゴルフ・春のビッグイベント、
「フジサンケイレディスクラシック」のマンデートーナメントを勝ち抜き本選に出場!
いま、一躍、注目を浴びているんです。
ゴルフを始めたきっかけは、テレビゲームとのこと…。なんとも、現代っ子らしいですよね。さて… 実は、この鬼塚貴理選手を遡上にあげたのには、理由があります。
この貴理選手には、ひとつ年上のお姉さんがいるのですが… こちらも、一流の天才アスリート!
しかも、なんとなんと… お姉さんが得意とする競技は、ゴルフとまるで関係がない!
ウインタースポーツの選手なんです!
■スノーボーダー 鬼塚雅(おにつか・みやび)選手/ 18歳
16歳のとき、世界選手権スロープスタイルで、金メダルを獲得。
今年も、世界選手権で銅メダルを獲得したばかり。
きたる平昌(ピョンチャン)五輪では、堂々、金メダル候補の一角に名を連ねているんです!
姉と妹、別々の競技で、それぞれが一流のアスリート。
しかも揃って、スター性バツグンの美女。こういう例は、いままで、ちょいとありません。
折も折、東京五輪に向けまして、国を挙げての10代アスリート発掘事業がスタートします。
さる4月19日、スポーツ庁の鈴木大地長官が、「ジャパン・ライジング・スター・プロジェクト」(略称:J-STAR Project)を開始すると発表しました。
このプロジェクトは、日本体育協会が、都道府県の体育協会と密に連携をとって行うものでして、オリンピックは、中学、高校生世代が対象となります。
要するに、国を挙げての「青田買い」というわけですね。(※パラリンピックは中学生から30代までが対象。)
来月には、大々的にエントリーをスタートさせるそうですが…
またまた「恐るべき10代」が、続々と登場しそうです!
5月9日(火) 高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より