国連安保理が北朝鮮制裁強化決議!高嶋ひでたけのあさラジ!

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6/5(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④

何があっても北朝鮮は核開発をやめない!
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)

国連安保理決議で制裁対象となった北朝鮮の主な個人

国連安保理決議で制裁対象となった北朝鮮の主な個人 写真提供:共同通信社


北朝鮮への制裁強化決議 中国・露も支持

北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会は北朝鮮の行為を強く非難し、資産凍結の対象を拡大する制裁強化決議案を全会一致で採択しました。制裁決議は5回目の核実験を受けた去年11月以来となります。

今回はトランプ政権が発足してから初めての制裁決議となります。不穏な空気の中、国連安保理が制裁強化の決議を採択しております。今回は金正恩氏の側近を含む、北朝鮮の14人と4つの団体に対して資産凍結、ならびに渡航禁止の対象、これを広げたのが特徴になります。14人の中には北朝鮮の偵察当局のチョ・イルウ第5局長ですとか、金正恩氏の公式な活動に同行している側近、趙甬元(チョ・ヨンウォン)朝鮮労働党組織指導部の副部長が含まれております。また4つの団体の中には高麗銀行も含まれております。ただ北朝鮮への石油の禁輸ですね、輸出禁止には今回の決議で踏み込んでおりません。今回の決議には北朝鮮と友好関係にある中国やロシアも支持しております。逆に言いますと、中国とロシアに首を縦に振らせるために石油禁輸のカードは見送ったと。それが正直なところではないかと思います。


ICBM、核の小型化の完成が目前の北朝鮮

高嶋) 石油の禁輸と出ましたけど、本気でやっていないですよね。アメリカは中国頼みになって、やらせようしていますけど。どうですか、効いていますか?

須田) 仮に、石油の禁輸が実施されたとしても果たしてそれで北朝鮮がミサイル、あるいは核実験の開発を断念するかどうかというと、必ずしもそうなるとは私は見ていない。どうしてかというと、ICBM大陸間弾道ミサイルや搭載するための核爆弾の小型化の完成も目前に迫ってきている。早ければ年内に、遅くても来年中には完成すると言われている中で、金正恩が断念するかを考えてみると、とりあえず完成されてから次の展開だと考えているに間違いない。これがないと自分の国が崩壊してしまうと思い込んでいるのですから。

高嶋) 人によっては認めざるを得ない。パキスタン方式ですね。結局結論はそこに行ってしまうと。

須田) 北朝鮮が事実上の核保有国になったことを前提に、次はどういう対応を取っていくのか、それをそろそろ考える時期に入って来たと思います。

高嶋) 須田さんもそうおっしゃいますか。北朝鮮が核を手放すということは金輪際考えられない。

須田) 現時点ではない。国民が何万人も餓死しようとも、完成させるというのが北朝鮮ですよ。


独裁国家だったから可能だった?

高嶋) 西側の国というか、反北朝鮮で何とかしようと思っている国は、それぞれ国内の平和を最優先ですからね。どこの国でも。ああいう北朝鮮みたいなやり方をされると手の施しようがない。マティス国防長官なんかは、もし乗り込んで何かをやったらどれだけの被害が出るのかわからないと。

須田) 先程高嶋さんがトランプさんのTwitterを紹介しましたけど。トランプさんの方針としても絶対的に阻止すると、北朝鮮に軍事行動をしても阻止するというのはうかがえない。おそらく関係国も実質的な核保有国になったと考えていると思います。

高嶋) やったもの勝ちと。

須田) 結果的にそうなってしまいますよね。それも独裁国家だったから可能だったのかもしれません。そうじゃなければ、ここまで経済的に追い詰められればどこかで断念しているはず。

高嶋) 西側がぬるいよね。例えば北朝鮮に対しても「その体制維持は約束する」とか4項目あったけど、みんな笑っているでしょう?

須田) 笑っているだろうし、攻撃の対象として日本もリスクにさらされるということを考えないといけない。

高嶋) 日本も防衛でお金を使わされますからね。どう動くでしょうか。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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