6/13(火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④
経済関係は進める意向
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター手嶋龍一(外交ジャーナリスト)
文在寅大統領と二階幹事長が会談韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は自民党の二階幹事長との会談で、慰安婦問題を巡る日韓合意について、韓国国民と誰よりも元慰安婦は受け入れられないと述べ、歴史問題で日本側に努力を求めました。一方、文大統領は安倍総理大臣との初の首脳会談について、来月上旬にドイツで開かれるG20、20の国と地域の首脳会合に合わせた開催に意欲を示しました。
文在寅大統領は慰安婦問題について、日韓関係の他の分野の発展を阻害してはならないとも語りましたので、日韓合意については履行もせず再交渉も求めない棚上げ状態にして、他の経済なんかの分野では関係を進めようと。こういう対日外交の姿勢だと見られております。
高嶋) 文さんもとりあえず今のところ金持ち喧嘩せずで、声高には文句を言わなかったようですね。
手嶋) 慰安婦問題については、強い世論もあるということもあって。簡単には元の枠組みに戻るわけにはいきません、ここのところは譲らないと、にらみ合いが続いています。
アメリカ・韓国・日本の3本の矢高嶋) 北朝鮮の乱暴狼藉。これは協力していかないといけませんが、心の中は日本と韓国というのは、韓国がとにかく頑なで氷が解けてこないと。その辺のバランスはどうなってきますか?
機密交渉できるチャンネルが再開されるかどうかが焦点手嶋) 従来の日韓関係で言うと、慰安婦問題で前回大きな合意に達したのは、水面下の機密交渉。これが大変大きな役割で、11回も行われた。今回は議員代行で表ではやったけれど、新しい局面が開かれない。こういう極秘の信頼関係に基づいたチャンネルが再開されるかどうか、築けるだろうか。ここのところが当面の大きな焦点になると思います。
高嶋) 文大統領の本音としては、自分の人気を保つためには日本に対して相当強硬なことをやってくるようになりますか?
手嶋) 一方で北朝鮮は核ミサイルの開発に意欲がありますから、日本とアメリカと韓国の協力は欠かせない。しかも中国に対してある程度強い姿勢を示すためにもそうですよね。どちらを選ぶのか。どういうふうにいくのか。まだ大きな見通しはできていないと思います。
高嶋) 当面、北朝鮮に対してはいざというときがあった場合は大変ですから。アメリカ・韓国・日本の3本の矢、利害関係では一致していくのでしょうね。
手嶋) いかなければいけない。
高嶋) そこをよもや崩すということはないでしょうね。
手嶋) そう希望したいと思います。