24日に開催の閉会中審査に安倍総理が出席~それでも難しい支持率の回復【高嶋ひでたけのあさラジ!】

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7/19(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②

自民党は5対5でなければ開催を拒否する意向
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)

安倍晋三首相

経済財政諮問会議に臨む安倍晋三首相=2017年7月18日午後、首相官邸 写真提供:産経新聞社

安倍総理の出席で支持率低下に歯止めを掛けられるのか?

加計学園問題をめぐって閉会中審査が24日に開催されることが決まり、安倍総理が出席して「丁寧に説明したい」という意向があることが分かりました。安倍総理本人が説明をすることによって安倍政権の低落傾向を抑えることができるのか、ジャーナリストの鈴木哲夫氏にお聞きします。

竹下国会対策委員長)話がまとまれば24日にやろうという方向だけは確認をすることができました。質問時間を野党を減らして自民党を増やして5対5にしない限り、24日の予算委員会の開催は拒否する。

山井国会対策委員長)丁寧な説明と言っておきながら自分たちで条件を付けて来る。私はこれはもう国民を馬鹿にしていると言わざるを得ない。

高嶋)加計問題の閉会中審査、衆議院予算委員会が24日にも実施ということで、自民党の竹下さん、民進党の山井さん両国会対策委員長の昨日の意見です。
鈴木さんの最大の専門分野なのですけれども、24日の加計問題についての総理の出席、条件を付けてまたごちゃごちゃやっていますが、まず大元の総理が出てこれをすることによって、安倍内閣の最近の低落傾向に歯止めは掛かるのでしょうか?

鈴木)少なくともこれ以上悪くはならないようにする為に総理が自ら出て来るということなのでしょうけど、これは僕もはっきりと言い辛いところもあるのだけれど、分かりませんね。
今までの「安倍一強」と言われた中で打つ手打つ手、つまり何かあってしくじっても、必ずその後に何か新しいことをやって外交をやったり改造をやったり経済対策をやったりいろんなことで手を打って、何とか挽回して来たのだけど、今回の支持率低下の理由が政策ではなくて、総理の人柄が信用できないとかそういうところに来てしまっていますよね。そういう中で出ていって説明をしてどれだけ跳ね返せるのかというのは、本当に見えないですよね。
“安倍一興”が崩れ始めたターニングポイントはどこか?

高嶋)いろんなマイナスポイントがありましたが、ターニングポイントというのが、“一強”でずっと強かったですよね、何があっても。世論調査もずっと支持率が高かったのですけど、何が一番の原因だと思いますか?

鈴木)私はもうかなり早い段階から言っていますけど、稲田さんの問題だとか、安倍さんの予期していなかったいろんなことが沢山ありますけど、根本はやはり国会での安倍さんの答弁だと思っています。
それは例えばこの前の森友学園問題にしても加計学園問題にしても「私が関わっているはず無いでしょう。関わっていたら私は辞めます」と言ってしまった。それから昭恵夫人の森友学園への関わりのときも「私人です。関係無い」と言い切ってしまった。結局トップがそう言ったことによって、全てを“関係無い風”に話を作っていかなければならないでしょう。ここからどんどん歯車が噛み合わなくなってきたと僕は思います。やはり一番のポイントは総理の言い過ぎた答弁だと思います。

高嶋)それを今度は非常にソフトに素直に話すのだと周りに言っているようですが、そういうことで最初におっしゃった支持率の歯止め、これ国民は納得しますか? やり方が少し分からないけれども。

鈴木)どういう答弁をするかにもよりますけど、この前の都議選の最終日に秋葉原で「安倍辞めろ」というのに対してどういう風に切り返すのかなというときにまた「こんな人たち」と言ってしまった。ああいうところを見ると委員会でも安倍さんが最後まで丁寧に説明できるのかどうか、この辺は少し安倍さんの今までの言動を見ると少し不安なところもありますね。

高嶋)ひょっとすると安倍内閣の終わりの始まりということも考えられなくはないと?

鈴木)今回はちょっと深刻でしょう。安倍さんだけではなく官僚を含めて関係者がいっぱいいるじゃないですか。全員を出してやるべきだと私は思いますよ。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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