最低支持率の安倍内閣改造~小泉進次郎の入閣はあるのか?【高嶋ひでたけのあさラジ!】

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7/10(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②

小泉進次郎氏は入閣は?
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター須田慎一郎(経済ジャーナリスト)

小泉進次郎

【東京都議選2017】東京都議選で、中央区選挙区の自民党候補、石島秀起氏の応援演説に訪れた小泉進次郎衆院議員=28日午前、東京・銀座 写真提供:産経新聞社

起死回生のためには、若手・女性・民間人の内閣登用が必須

第二次安倍内閣発足以来最低の支持率が出ました。来月早々の改造人事で起死回生を図りたいところですが、どうなるのでしょうか。須田慎一郎さんに伺いたいと思います。

高嶋) 安倍総理がG20その他、外交日程を一日早めて帰ってきます。読売と朝日新聞で内閣支持率が出まして、読売の内閣支持率は続落で36%。前回より13ポイントも落ちています。不支持率は5割を超えて52%。朝日のほうも前回よりマイナス5で、最低の33。いずれにしても第二次安倍内閣発足以来最低の支持率になっています。来月早々の改造人事で起死回生を図るということですが、今までなら改造すると支持率が上がっていましたよね? 今回はどうですか?

須田) 難しいと思います。そもそも内閣改造を支持率のために使うというのも王道ではありません。効果はあるということですが、それには3つのポイントがあります。ひとつは若手の登用。もうひとつが女性の登用。3つ目は民間人の登用。支持率を回復させるための仕掛けとしてはこの3つが王道といわれています。
若手の登用の点では小泉進次郎さんの入閣ですよね。女性の登用の点では三原じゅん子さん。民間人の登用の点では橋下徹さん。この3人の名前が挙がっていますが、どうでしょうね。これだけ内閣支持率が下がってくると、受ける受けない、受けた方が損なのか得なのかという判断が要請された側にも働いてきます。

高嶋) 新聞では何日も前から今のメンバーの名前が出ていまして。小泉進次郎さんはどうも受けないという観測記事もあちこちで出ています。それだけで鮮度を感じませんね。
内閣支持率が36%、政党支持率が31%。その差5ポイントが安倍プレミアム

須田) 内閣支持率だけ見るのもあまりよくないもので、比較対照するものが大切です。かつて参院のドンや選挙のプロ、神様といわれた青木幹雄さんが、内閣支持率と政党支持率を足して50%を割り込んでくると政局、つまり解散総選挙あるいは内閣総辞職に向けてカウントダウンが始まると言っています。

高嶋) 今回の数字はどうなのでしょうか?

須田) 読売新聞を基準として考えてみると、まだ67%あります。ただこの17ポイントの余裕はあっという間に沈んでしまいますから、今回の内閣改造がどの程度効果を持つのか。そしてもうひとつ、須田基準を聞いてくださいよ!

高嶋) 須田慎一郎さんの基準ということですか?

須田) ええ。先程申し上げた内閣支持率と政党支持率を比較してみますが、読売の調査においては内閣支持率が5ポイント高い。これが安倍プレミアムです。安倍さんが総理大臣であることのプラスの効果です。政党支持率が内閣支持率を上回ってしまうと一気に『安倍おろし』になると思います。

高嶋) 内閣支持率が36%、政党支持率が31%。その差5ポイントで、内閣支持率が上回っていると。これが安倍プレミアム。寂しいですね。

須田) 政党支持率が上回ってしまうと、看板を取り換えていく動きになっていきますね。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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