7/25(火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④
すでに慰安婦問題は日韓問題の枠を超えている
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター富坂聰(ジャーナリスト・拓殖大学教授)
日本は慰安婦問題が世界でどう扱われているのか再考する必要がある
慰安婦問題を巡る一昨年末の日韓合意に基づき、韓国政府が設置した『和解・癒し財団』の金兌玄(キム・テヒョン)理事長が辞意を表明したことがわかりました。日韓合意に批判的な文在寅(ムン・ジェイン)政権下で財団の活動が大きく停滞する見通しとなりました。
高嶋)富坂さんの印象はどうですか?
富坂)ムン・ジェイン大統領が誕生して支持率8割という中ですが、外相人事とか彼が昔言っていたことを見ると、この問題は厳しい対応になることが予想されます。消化するためには、日本は本気でやるかやらないかどっちかにしたほうがいいですよ。
高嶋)消化するとはどういう意味ですか?
富坂)この問題を永遠に大きな議題にならないような形で日本が処理や対応をするのかどうかです。日本は散発的に問題を拡大生産するようなやり方をしているので。
高嶋)認めちゃえということですか?
富坂)いや、そうではありません。日本にとってどんな位置づけになっていて、世界の中でどういうふうに扱われているのかということをきちんと再考する。国民の総意もできてないので。さらに日韓関係だけで見るのか、世界のものだけで見るのか。問題というのは政治的解決の他にもいろんな解決の仕方があります。この問題はすでに日韓関係の枠を出ていると私は考えていますので。早めに消化したほうがいいと思います。
高嶋)10億円払って賦課額的にといったけど、日韓でギャーギャー言っている間は駄目だと。もっと国際的にしっかり筋道を立てなければいけないと。
富坂)北朝鮮に対応する日韓の問題もあるわけで。どういうふうに位置付けていくのかということを考え直したほうがいいですね。
高嶋)ご破算で願いまして、ゼロからやり直すということですね。
高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00