8/2(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②
誰もが評価するこの1年
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(政治ジャーナリスト)
築地・豊洲問題は特別委員会を作って議論するべき
今日で小池都知事が就任して1年となります。いろいろ大胆に仕掛け、都議会選挙では大勝利を収めました。しかし築地・豊洲問題に対しての批判も目立ちます。どんな対策を打ち出すのでしょうか。今朝のコメンテーターは政治ジャーナリストの鈴木哲夫さんです。
小池都知事)わたくし小池百合子これから、これまでにない都政、これまで見たこともないような都政を皆様方と共に進めて参りたいと思います。良い子悪い子使い分けていきたいと思います。
高嶋)小池知事就任1年となりました。
鈴木)今の懐かしかったですね。もう1年ですね。
高嶋)批判もありますが、これだけ大胆にいろいろ仕掛け。この間の都議会議員選挙では何だかんだ都民ファーストが第1党になって。なかなか見事な手腕と言わざるを得ないですよね。
鈴木)好き嫌いなどいろんな評価をひっくるめても認めざるを得ないです。常に小池さんが勝って、この1年間小池劇場でしっかり演じ続けていますから。
高嶋)褒めてばっかりいても仕方がないので、問題点も出していきましょう。私が一番気になったのは築地市場の移転問題で、基本方針を6月20日に公表、内容はどういう手続きで誰が決めたのかというのはハッキリ分からない。
鈴木)基本的には知事として東京都の方針ということで決めましたが、これを広く議論したかというとまだされていません。この大事業は予算も伴うわけなので、議会で議論をしなければいけない。
高嶋)小池さんに対して議会無視と言い切る人もいますよね。
鈴木)選挙が終わり、小池さんはこの問題を議会で説明しておらず、議会としてもこの問題はしっかり議論する場所を作らなければならない。例えば特別委員会を作るとか。でもそういう動きになっていない。情報公開が売りの都民ファーストの会がこれだけ議席を取ったので、率先して特別委員会などを作り、小池さんが言ったことについてしっかり議論をしてチェックする必要がある。こういうことをやらないと「なーんだ」と評価が下がっていくと思います。
国政によって都政がおろそかになる恐れも高嶋)相撲でいうと彼女の取り口というかやり方というのは、言われているように敵を作り、バトルを仕掛け、世論を引っ張っていくと。これからもいろんなパフォーマンスがあるかもしれないけど、仕掛けの性質も変えていかないとただ騒いでいるだけになってしまう。この辺はどうですか?
鈴木)やはりここからは地道に成果、仕事をするということですよね。そのひとつが築地・豊洲の問題で、ちゃんとプロセスを作ってやる。議会も都民ファーストもそれをやらなければならない。それから小池さんはライフワーク、例えば環境問題。最近では電柱の無電柱化などスマートシティを作っていくことをやっていますので。他にも保育所の問題など形として残せるかどうかが見られますから。
高嶋)内田茂都議や石原慎太郎元都知事や森喜朗さんとか、世間も納得する敵づくりをやってきましたけど。当面の敵はいますか?
鈴木)敵はちょっといないかもしれませんね。次は国政の話もありますので、そっちに目を奪われて都政がおろそかになってはいけませんよね。
高嶋)その辺の兼ね合いはどうなるのでしょうか。
高嶋ひでたけのあさラジ!
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