7/26(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①
安倍内閣年内解散の可能性もゼロではない
6:32~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
“小池新党”設立の動きか? 各地で待望論も
先の東京都議会議員選挙で大勝利を収めた都民ファーストの会を率いていた小池百合子東京都知事。「国政進出」も囁かれていましたが、どうやら小池知事が新党を設立するかもしれないという動きがあるようです。ジャーナリストの鈴木哲夫氏が独自取材を基に解説します。
高嶋)「勝てば官軍負ければ賊軍」とか「我が世の春を謳歌する」とかいろいろ言いますけども、線で結び付けると小池百合子に繋がってしまうのですが(笑)。
小池さんが新党を立ち上げるというのを鈴木さんが週刊誌でお書きになっていますが、信憑性というのはどの程度のものなのですか?鈴木)かなり高いと思います。
小池さんは「作る」とか「やる」とかは絶対に言いません。都知事だし、言った瞬間に潰れていく話なので。ただやはり盟友と言われている若狭勝衆議院議員が「自然の流れだろう」とか、小池さんのひとつの理念や形はまだ曖昧なのですが、そういうものを上手く実る形で現職の国会議員の人たちがそういう動きを実際に見せたりしています。それから待望論というのも取材する限りは全国で出ていたり、東京の小池さんの周辺でもあったりということで、流れとしてはあるのではないでしょうか。
「加計学園問題」等で安倍内閣年内解散の可能性も 総選挙の鍵は女性からの支持高嶋)「嘘だろう」と思ったのですが、先日の夕刊フジが「加計問題清算 電撃解散浮上」という夕刊紙らしい見出しを付けていますが、この確率はゼロではないのですか?
鈴木)でも実際に解散が早まって年内にもあるのではないかと言う自民党のそれなりの幹部の方がいますよ。本当は来年くらいの解散予定だったのだけど、今支持率も下がって来ているし、これを突き破っていくには解散という形も。来年になるとまたさらに支持率が下がるかもしれないわけで、どうなるか分からなくなってきたので、解散するかもしれないと。そうすると小池さんがそこに出て来るのかという話ですよね。
高嶋)近いのであれば尚のことですよね。それで鈴木さんは「総選挙があれば50議席獲得」という皮算用があると。細かく読んでいると、安倍さんの支持率の足を引っ張っているのは大体女性であるという、女性に嫌われてしまった。
鈴木)そうなのですよ。小池さんの周辺で選挙とかを一生懸命やっている人たちが何人もいて、そのメンバーを取材した感じだと「なるほど」と思ったのは、安倍さんはずっと女性の支持があまり高くなかったでしょう、今回の支持率が下がっていく中でもやはり女性の方が男性よりも支持率が低いのですね。
高嶋)それでその女性に人柄を疑われてしまったと。
鈴木)そういうことですね。
ということは逆に言えば小池さんは、最初は女性って小池さんのことが嫌いな人が多かったのだけど、実は去年の知事選くらいから女性の支持者が非常に多くなってきている。そういうことでこれを上手く小池さんの周辺はスライドさせているというか、つまり安倍さんを支持しない女性票が浮いているはずだと、これが総選挙になれば、小池さんというひとつの名前が出て来ればそっちの方に票がシフトしていく。だから今度は女性票をターゲットにやっていけば、“小池新党”はけっこういけるのではないかという分析をしているのですね。
総選挙が早まれば“小池新党”は台風の目に高嶋)確か小池さんは都議選で具体的に190万票取りましたよね。これがもし、総選挙が早まったりして然るべき弾が揃ったりすると、相当の台風の目というか、何だかイニシアティブを握りそうな巨大な人数になりそうですよね。
鈴木)そうですね、かなり影響は出て来ますね。ポイントは、小池さんは総選挙にはおそらく出ませんよ。前の大阪維新の会が日本維新の会みたいに共同代表みたいな感じで、あのときは橋下徹さんと石原慎太郎さんだったでしょう、小池さんと国会を預かる誰かという形でいくのではないかということですね。
高嶋)何だか安倍さんにとっては「前門の虎後門の狼」のような、どっちを向いてもみたいな感じですね。
鈴木)ただ小池さんは考え方が安倍さんには近いとも言われているので。
高嶋)安倍さんが「小池さんとは喧嘩をするな」と言ったという記事が出ていましたね。何か奥の手でもあるのでしょうか?
高嶋ひでたけのあさラジ!
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