安倍総理の休まらない夏休み~森、小泉、麻生歴代総理が集結
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8/16(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!③
衆議院議員9月解散、若狭新党の発表も9月!?
7:10~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
緊急事態への対応を万全に執りつつ、安倍総理は静岡県の別荘で休暇
安倍総理大臣は昨日夕方、山梨県鳴沢村の別荘で夏休みに入りました。北朝鮮によるグアム周辺への弾道ミサイル発射計画で緊迫する情勢を注視しながら数日間を過ごす見通しで、気を抜けない休暇となりそうです。
安倍総理は昨日の夕方に山梨県鳴沢村にあります別荘に到着し、夏休みに入りました。夜には同じ鳴沢村にあります日本財団の笹川陽平会長の別荘を訪れまして、森喜朗元総理大臣や小泉純一郎元総理大臣それから麻生太郎副総理、茂木敏充経済再生担当大臣らと3時間以上にわたって会食をしました。当初夏休みは別荘に10日間程度滞在する予定でしたが、北朝鮮情勢を踏まえて数日間に短縮しました。総理が夏休み中の危機管理対応について菅官房長官は昨日の記者会見で次のように述べています。
菅官房長官)北朝鮮情勢、自然災害などいかなる緊急事態にも適切に対応することができるよう、万全な体制を執りながら夏休みを取る予定であると承知しております。平素から官邸と総理、そして官房長官の緊急事態発生時の連絡手段にも万全を期し、いかなる事態にも報告・連絡を受けられる体制を執っております。
森田解説委員)数日間の夏休み中に安倍総理は何を考えるのか。内閣支持率は内閣改造で一息つきましたが、安倍総理にはふたつの関門が待ち構えています。ひとつは来年9月の自民党総裁選、そしてもうひとつは来年12月に任期切れを迎える衆議院議員選挙です。このふたつを乗り切って安倍総理続投となるのかどうか。最近自民党の岸田文雄政調会長は頻繁にテレビ番組に出演しまして「戦うときには勝たないといけない」と述べて、ポスト安倍への意欲を重ねて表明しています。また終戦記念日には毎年靖国神社を訪れておりました野田聖子総務大臣は今年の参拝を見送りましたが、これについては安倍政権に迷惑をかけられないという思い、それから来年の総裁選への影響も考えて総理候補として内外にどう受け取られるのかを考えているのではないかと見られています。永田町では最短であれば9月の臨時国会冒頭で衆議院議員解散、そして補欠選挙が行われる10月22日に投開票という声も根強くありまして、年内解散という見方は消えてはいません。
歴代総理が笹川会長の別荘に集まる高嶋)日本財団の笹川会長の別荘に森さん?小泉さんに麻生さんに茂木さん?あと安倍総理で食事をしたということですが、面白いメンバーですね(笑)
鈴木)非常に興味がありますよね。歴代の総理が集まっているということは「支持率も一回下がり謙虚にまたやり直すのでアドバイスしてください」というような感じの会話だと思います。
高嶋)接待した方も大変だと思います。いろいろありますけど、安倍さんの支持率低下は下げ止まりと思っていいのでしょうか?
鈴木)まだ分かりませんね。安倍さんの周辺でも言っていますが、内閣改造によって多少は挽回できると。ただ幅がマスコミ各社によって違いますよね。これが本当に持ち直したかというのは分からない。次を見るという表現をしていますが、次の間には何があるかというと、例の加計問題で新しいことがいろいろ出てきていてどう対応するのか。それから内閣改造で新しい方向は出したけど『人づくり革命』が具体的に何か見えていない。ある意味で政策的なインパクトがまだ十分に与えられていない。というようなことがあると、まだ支持率がどうなるかは分かりませんよね。
支持率によっては今年の9月か12月に解散?高嶋)これからの政治日程で9月と12月に解散の可能性があると。これはどんな感じですか?
鈴木)支持率次第ですね。長期低落傾向に入っていくような空気になってくると、早期解散があると思います。これはある公明党の大ベテランが言っていましたけど、解散するにはふたつのタイミングを考えなければいけません。ひとつは支持率が非常に高いこと。つまり「今やったら勝てる!」とき。もうひとつは「今やれば敵方があまりにも力なさ過ぎて勝てる!」とき。
高嶋)後者ですね。
鈴木)そうですね。前者は長期低落傾向であればなすすべもないわけですよ。だけど唯一チャンスとして敵方が弱いときと考えると、民進党も今から代表選、日本ファーストの会の小池さんの新党絡みの準備もできていないこのタイミングで撃つ、となると最短で9月に解散して10月22日の補欠選挙で。
高嶋)濃厚ですか?
鈴木)いやいや。これからの長期低落の支持率を見極めるかどうかです。選択肢の中には早期解散を少しイメージする夏休みになってくるのではないかと思います。
若狭勝の新党の発表は9月中が濃厚!高嶋)敵が弱いときに解散するのも作戦だと。そうすると受け皿問題で、日本ファーストの会で若狭勝さんがいろいろ言われていますけど。細野豪志さんと会ったりして、小池さんの影がいつもチラついていますが。こちらはどんな情報がありますか?
鈴木)例えば9月解散で10月22日に総選挙という最短日程を考えた場合、若狭さんの方も「弱いときになんて言われないように新党を作っちゃえ!」と急いでいる。私が聞いている限りでは9月が第3ステージ、仕上げだと。そこで政党の形、人数、誰が参加するというところまではっきりさせて。
高嶋)ちょっと急いでいるよと。
鈴木)間違いなく9月には形にする方向だと思います。
高嶋)この指とまれみたいな。いかに都議選で勝ったとはいえ、ひとりひとりのメンバーを見るとまだひ弱で、人数は多くてもちょっと政治家としては。ただ風に乗ってきただけだと言われてしまう。
鈴木)おっしゃる通りです。私が聞いている限り十数人の名前が挙がっています。
高嶋)現職?
鈴木)現職です。移って来ると。ただ本人たちはみんな否定していますよ。だけどこの人たちをずらっと並べてみると「あれ?」と。この人違うことを言っていたよねとかいっぱいあります。そこを若狭さんが一生懸命、ひとりひとりと政策理念の話をしていると思います。来週のコメンテーターで若狭さんがいらっしゃるのでしょう?
高嶋)来週の月曜日のコメンテーターですね。
鈴木)ぜひ聴いてください。政策理念が一緒でなければ野合でしかなくなってしまいます。
高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00