モノが捨てられないメカニズム
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“片付けられない理由”の多くに“モノが捨てられない”があります。そこには『もったいない』という気持ちの他に、様々な心理が働いているそうです。
その1つが『罪の意識』です。
例えば人から頂いたけれど、好みの問題で一度も使っていないモノがあるとします。これまで一度も使っていないということは、この先も使う可能性はゼロに近いですよネ。
ところが、イザ捨てるとなると、罪の意識が働いてしまい、捨てられずにそのまま・・という状態になってしまうそうです。これが自分で買ったモノでも、例えばお値段が高かった場合、“おカネがもったいない”という罪の意識から捨てられないそうです。
『希望的観測』も、モノが捨てられない心理の1つです。
例えば、お気に入りのお洋服が、太ったりなど体型の変化によって着られなくなった時、“いつか体型が戻ったら、また着よう”と、タンスやクローゼットにしまい込んでしまいます。
さらに『捨てるのが可哀そう・・・』という心理もあります。
“捨てるのが可哀そう”と言う方の多くは、『モノに自分自身を重ね合わせている』そうです。“モノを捨てる=自分が大切にされていない”“モノを捨てる=自分が捨てられてしまう”と錯覚してしまうそうです。そのため”無意識の不安”を抱えています。
また『捨てるのが可哀そう』と言うことで、自分も周囲も納得するので、片づけられないことに対して、言い訳が出来てしまいます。
(2017/8/22放送分より)
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