“小池新党”立ち上げる若狭勝氏とはどんな人物?
公開: 更新:
9/6(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①
若狭氏「小池新党 年内にも」
6:32~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
女性政策を熱心に行っていた若狭議員
8月21日の放送にお越しいただいた若狭勝議員は、放送の中でも「小池新党が年内に」というような発言をされていました。都民ファーストの会の代表でもある若狭議員に先週取材をしたばかりだというジャーナリスト鈴木哲夫氏が若狭議員について解説します。
高嶋)先々週の8月21日のこの番組に若狭勝議員に出ていただきました。若狭さんが「小池新党が年内にも」というようなことを言っていて、細川護熙さんのような有力な方が糾合して、とりあえず5人で新党を作るということです。それについて若狭さんの小池新党構想の詳しいところについて今日は鈴木さんに伺いたいと思います。先週お会いになったとか?
鈴木)先週の水曜日ですね。1対1で会う機会があって取材をさせていただきました。
高嶋)そもそも小池さんと若狭さんって、都知事選のときに急に出て来て小池さんを応援していたという繋がりしか私は知らないのですけど、肝心なのはどういうところですか?
鈴木)非常に戦略的なところと政策的なところと2つあると思います。政策的なところで言うと若狭さんは女性政策を非常に熱心にやってこられて、自分の検事・検察時代や弁護士時代も、法律のプロですから、そういうところから女性が法律的にも差別されていたり遅れていたりする日本を何とかしたいというところです。
高嶋)明治時代にできた刑法がどうのこうのとか。
鈴木)そうですね、その辺も一生懸命改定していったのです。だから女性政策という意味で小池さんとは非常に相通じるものがあって、政策的には縁があった。
小池都知事のいた選挙区から出馬するという若狭氏の戦略
鈴木)若狭さんは石破派なのですね。石破さんと小池さんも非常に仲が良いということで、そういうことで政策的に一緒にやってきた。
それともうひとつ、戦略的と言っても良いのだけれど、そういう意味では選挙ですよね。小池さんが国政から都知事選挙に出たその後、若狭さんは元々選挙区が無かったのですが、その選挙区から出たわけですよね。そういうところで選挙で上手く2人が一緒にやっていたということですね。高嶋)したたかさという意味では良い勝負ということですかね。それで“小池一強”で例の都議会の都民ファーストの会の小池さんを褒めちぎるという、あれだけではどうしようも無いだろうという。
今日の日経新聞でも“小池百合子研究”というのが始まったと報じられて、細川護熙さんも鳩山由紀夫さんも橋下徹さんも皆1回は対象を買ったけれども続かなかった、これから先だというようなことを小池さんはいつも頭の中に置いているということなのですけども。これはやはり新党というのは若狭さんと共通しているわけですよね?鈴木)いろんな人がいろんなことを言いますけど、要するに基本的に若狭さんの新党というのは実質的に“小池新党”という一体です。
高嶋)要するに対自民党の“受け皿”という意識ですよね?
鈴木)そういうことですよね。言葉を変えればリベンジと言っても良いわけです。小池さんにとっても国政、自民党に対するリベンジであるし、そういうところに若狭さんの反骨精神も乗っかっているという風に見ても良いと思いますね。
小池新党の目指すのはあくまでも政界再編高嶋)しかし若狭さんの発言の中で民進党に対して「その古い殻を引き摺ったままで一緒にやろうというのには全然乗らない。やるなら出て来た人だ」ということを言っていましたよね。
鈴木)もしくは前原さんが綺麗に民進党を整理すれば、この“整理”というのも何をどうするかというのが含みあるのですけど、したたかさとかリアリズムというのを考えれば、今は無いと言っているけれども、そういうことも含めて政界再編に手を付ける可能性もありますよね。
高嶋)「第2自民党」にはならないと?
鈴木)まあそうですね。
高嶋)非常に強い決意なのですよね。
鈴木)割と話していると思うのですが、もう“後が無い”というか、もう“捨てるものは無い”、“引き摺るものが無い”と言うのか、若狭さんにはそういうところが少しあるのですよね。そんな感じを受けますね。
高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00