二大政党制の自民党に対峙する党を作っていく!若狭勝氏

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8/21(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!③
小池政党、今年中に誕生か

7:11~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター若狭勝(日本ファーストの会代表・衆議院議員)

若狭勝 平慶翔

【東京都議選】選挙事務所開きで衆議院議員の若狭勝氏(左)と握手をかわす「都民ファーストの会」から立候補する平慶翔候補=2017年6月4日、東京都板橋区 写真提供:産経新聞社

衆議院解散総選挙へ、新党結成には議員5人必要

安倍総理大臣が衆議院の解散総選挙に踏み切るタイミングを巡り、政界でさまざまな観測が飛び交っています。民進党は、今日代表選挙の告示。こうした中、安倍一強に対抗する勢力の構築に向けた模索が続いています。

畑中秀哉デスク)ここではやはり解散総選挙のタイミング、これについて永田町ではいろいろなシミュレーションが取り沙汰されておりますのでこれをお話しておきましょう。
一番早いのが9月にも始まります臨時国会冒頭での解散、10月22日の投開票、この日は青森4区、新潟5区、愛媛3区のトリプル補欠選挙が予定されていますが、ここに合わせてえいや、とやってしまおうという案が出ています。ただこれは内閣改造したばかりでの解散は批判は免れないと疑問視する声も出ています。そのほか来年の3月、2018年度予算が成立直後、そして来年の9月、党の総裁選挙で3回目の勝利の後に解散、これは勝利を知ってという前提ですけれども、これが有力という案も出ています。
これで内閣支持率を回復させて憲法改正論議を軌道に乗せられるんではないかと、こういう声が出ているわけですけれども、いずれに致しましても内閣支持率がカギを握るということになります。この安倍一強体制にどう立ち向かうのか。民進党は今日代表選の告示、前原誠司、枝野幸男両氏を軸に井出ようせい氏が出馬の意向を示していると。ただこちらは先だっての細野豪志氏に続いて先週は木内孝胤議員も離党届を提出しておりまして、離党ドミノが続いております。離党予備軍もいると言われてる中でその受け皿となるのかどうか、そのカギを握るのがここにいらっしゃる若狭議員ということになりますね。今月7日の記者会見の声です。

若狭勝衆議院議員)自民党でもない、民進党でもない、もっと新しくしっかりと対応してくれる政党、そういう存在を皆さんが求めているということを実感を抱きました。当然新党が作られると。

森田)あれから2週間ということですけれども、じっくりお聞きしていきたいと思いますね。

高嶋)まず、新党っていうのはどういう流れになっていくんでしょうか?

若狭)今現在すでに現職の国会議員の人達と政治に対する考え方、あるいは政策に対する考え方が一致してるかどうか。同じような考えを持ってるかどうかについて色んな協議をさせて頂いております。それがまさしく同じような考え方の枠内にあるということになればそのときが新党が作られる時期だっていう風に思っております。

高嶋)大体いつ頃だっていう風に。目算は。

若狭)少なくとも今年中。ただそれはあくまで政策、考え方が一致する人が本当に5人以上いるということが判明したとき。

高嶋)必須条件ですわね。5人以上っていうのはね。

若狭)そうですね。


今は塾生募集のアンケートを求めている段階

高嶋)あがく民進党の、なにやら落穂拾いみたいな数人の議員さんが、細野さんが短気で駆け出しちゃったりなんかして、この間会談し、一緒にやるかどうか五分五分ですなんていう、そういうことを仰ってましたけども、やっぱり中心になるのは国会議員であることはもう間違いないですけれども。どうなんでしょうか、日本ファーストの会も、私の不勉強かもしれないけど、どんな優秀な人がいて、どんなことをしたいと思ってて、というような、小池百合子さん、そして仲間の若狭勝議員の手下みたいな感じでですね、あんまりそういう意味での迫力っていうのが伝わってこないんですけど、このへんはどうですか?

若狭)もともと、今現在はいわゆる政治塾を開催しますよという記者会見をしたにすぎないんですが、普通は政治団体をこれから運営しますよと言ったぐらいでは大きなニュースにならないんですよね。たまたま今回はそういう関心を皆さん抱いて頂いたんで嬉しい限りではありますが、本来は新党を立ち上げたときに初めて皆さんが注目して、その新党はどういう政治理念なのかということが発表されるわけですよね。今現時点はまだ協議を重ねてる時期なので、あるいは今塾生を募集してる時期でありまして、塾生についてもいろいろな政治課題についてアンケートを求めていると。その時点で私がこういう政治的考えですよ、新党今後こういう形で政治的な考えを貫いていきますよ、っていう風に言ってしまうと、それを忖度して「塾長がそういう風な考えだから」ということで回答、アンケート結果はそういう方向で出してくる可能性もあると。ですからなかなか言えないというのが実情なんですが、兎にも角にも新党が立ち上がったという時点では大事な基本的な政策についてはしっかり皆さんに説明をしなければいけない。それを待って頂きたいというように思います。


都民ファーストと新党は基本的に別物

高嶋)するとなんといっても小池百合子東京都知事と若狭勝さんっていうのは表裏一体というか、共に足を結わき合って二人三脚で走ってるみたいなそういうイメージがあって、今はたまたま向こうは都知事、こちらは、というようなあれで、代貸しみたいな感じで。じゃあ今度いつエイヤーがあるんだろうという。そんなところまで飛躍して考えちゃうんですけど、そのへんはどうですか?よく聞かれると思いますけど。

若狭)小池知事は都議選の結果を踏まえてよりいっそう都政に専念したいという思いが強いことは間違いないんです。ただ小池知事が訴えてきた政治的考え方、改革の志っていうのは私どもも共有してますから。その小池知事の考えてることを全国に広げてくという意味合いにおいては小池知事との、小池知事からいろいろな支援を頂くというのは間違いなくこれからもあると思います。

高嶋)いったん総選挙っていうことになったら小池さんがやって出てこないと話になんないんじゃないんですか?

若狭)そのへんは今後の話の展開次第だと思いますが、いずれにしても都民ファーストっていう地域政党とこれから新党を作る国政政党とは一応組織的には別物になりまして。維新のときに橋下市長がやってた地域政党と国政政党の維新っていうのが1つのセットになって一体として動いてるっていうのとはちょっと確かにイメージは今後は違うとは思います。


二大政党制の自民党に対峙する党を作っていく

高嶋)年内には新党立ち上げという。そういう腹積もりでやる、ということを仰る。ということは安倍さんの内閣の強さ、それから支持率というような強さ、そういうようなものも含めて両方で動いていかないと上手く回転しないような気がするんですけど、そのへんはどういう風に読んでますか?

若狭)いずれにしても今の自民党政権に対しては非常に不信感を抱いている人が多くいる。自民党を支持していきたくとも消極的支持者、あくまでも消極的で自民党しかいないからということで支持してきた感があるんですよね。そういう人達にとっては非常に今は欲求不満というか不完全燃焼の状態でありますから、これから作るべき新党というのはそうした今までの消極的自民党支持者の人の受け皿になる。そして民進党も今のままだとほとんど期待できない。そういう人達に失望している人達の受け皿になる。というのを間違いなく作り上げていくということは間違いない。いわゆる二大政党制の自民党に対峙する、大きな、バチッとした党を作っていくってこと自体は私は考えております。


しっかりと基本的な訴えをしていく

高嶋)10月22日にトリプル選挙があるでしょうね。

森田)時間が限られてる中でやっぱり10月22日までに急ぐなんていうことがあるんですか?

若狭)決して焦ってるわけではないですが、ただ総選挙がいつになるか分からないと。総選挙がたとえば10月22日になされた場合に、それは我々にとって想定外だったというようなことを言っていたら話になりませんから。いろいろな可能性を踏まえてリスク管理的に準備をしていかなければいけないとは思っております

高嶋)山古志村の長島さんが亡くなったんで3つになっちゃったわけでしょ?青森と愛媛と新潟の3つになっちゃって。これっていうのも躓きっていうのもやっぱり小石ですよね、大きな石には躓かないですよね、ぶつかることはあっても。たとえば小泉進次郎、筆頭副幹事長が最近の報道では最前面に出してやってくっていうような、このへんからどういう風に読んでますか?

若狭)安倍内閣は、自民党は、消極的支持者を取り戻したいということで汲汲としてる感はあるんですよね。ただそのへんはしっかりと基本的な訴えを有権者の人にさせて頂いて、しっかりと見て頂きたいという思いが強いですね。

二大政党制の自民党に対峙する党を作っていく!若狭勝氏

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