民進党前原代表は読みが甘い!

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9/11(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④

離党阻止へ軌道修正
7:18~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)

枝野幸男 前原誠司 大島敦

新執行部の挨拶回りで、共産党を訪れた(左から)民進党の枝野幸男代表代行、前原誠司代表、大島敦幹事長=2017年9月8日午前、国会内 写真提供:産経新聞社

民進党前原代表が離党者対策を立てる しかし効果は見込めそうにない

民進党の前原誠司代表は党内で5人前後の衆議院議員が離党を検討している事態を踏まえ、次の衆議院選挙への資格擁立を視野に離党阻止に向けて全力を挙げる考えを示しました。

民進党に関しまして先の代表選では、前原代表は離党者の対立候補擁立には否定的な考えを示していましたが、ここへ来て離党ドミノを食い止めるためには軌道修正もやむなしということです。ただ先週の週刊文春の記事を巡って離党した山尾志桜里元政調会長について前原代表は「山尾氏と目指すべき社会像は一致している。現時点で彼女の選挙区に候補者を立てることは考えていない」とこう述べております。また若狭勝衆議院議員は「離党者の元で第二の民進党のような骨格がつくられるようなことはない」と述べておりまして、民進党の離党者には主導権を握らせないぞということです。

高嶋)とはいっても、年内につくろうという国会レベルの新党で、長島昭久さんや細野豪志さんは結局民進党でしょう?

畑中)当然みなさんで集まらなければ党はできませんし。そこら辺をどう考えているのか、ちょっと真意が測りかねるとこだと思います。

須田)民進党にいたら将来がおぼつかないということで離党するわけですから、そこにいくら刺客を立てたところで意味がないと私は思います。前原代表は読みが甘いですよ。考えなくてはいけないのは、今の民進党のままでいいのかどうなのか。結果的になぜ離党者や離反者が出てきたのか考えてみると、やはり共産党との選挙協力がひとつ大きなネックになっています。これをやれば離党者が増える、これをやらなければ党内の反発が出てくると。


離党検討者は選挙に弱い連中?

高嶋)前原さんはずいぶんとニュアンスが変わっていますよね。

須田)だから離党者が増えています。共産党との選挙協力をやることもやぶさかではないとかね。

高嶋)この間の代表選挙で無効投票は8票ありました。そのうちの5人が。

畑中)5人は笠浩史議員他、主に細野さんのグループが離党を検討しているとのことです。

須田)はっきり言って選挙に弱い連中ですよ。

高嶋)そうですか。民進党の最期の選挙だと失礼なことを言った人もいますが、船出はどうでしょうか?

須田)これからどっちの路線で行くのかということに加えて、日本ファーストの会と距離感をどう詰めていくのか。詰めていくためには民進党を解体して新党結成というところまで踏み込んでいかないと、おそらく若狭さんは受け付けないでしょうから。そこまでの覚悟はあるのかどうなのかというところだと思います。

高嶋)いずれにしても泥船であることには間違いないのでしょうかね。

高嶋ひでたけのあさラジ!
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