恐竜は“恐ろしいほど大きいトカゲ”

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恐竜は“恐ろしいほど大きいトカゲ”

『恐竜』のことを『dinosaur(ダイナソー)』と言います。ギリシャ語で“恐ろしいほど大きい”を意味する『deinos(デイノス)』と“トカゲ”を意味する『sauros(サウロス)』を合わせた言葉です。

つまり”恐ろしいほど大きいトカゲ”ということになります。日本ではこの『deinos sauros(デイノスサウロス)』のことを“恐ろしい竜『恐竜』”と訳したそうです。

この『dinosaur』という名前は1842年、イギリスの有名な解剖学者で、古生物学者のリチャード・オーウェンによって付けられました。この時代までにイギリスでは『イグアノドン』、『ヒラエオサウルス』、『メガロサウルス』の3種類の絶滅した大型爬虫類が発見されていました。

そこでオーエンはその3種類の生物が、これまで知られている動物とは全く違うことから、新しい生物のグループとして『dinosaur』と名付けたそうです。

恐竜の中で有名な『ティラノサウルス』に代表される『サウルス』の名前は、“トカゲ”を意味する『sauros』から来た言葉です。名前に『サウルス』が付く恐竜はたくさんいますネ。

恐竜の初期の時代に発見された『イグアノドン』に代表される『ドン』ですが、ギリシャ語で『歯』という意味の言葉『odont(オドント)』から来ています。つまり『イグアノドン』という名前は“イグアナの歯”という意味です。

このように恐竜の名前は『学名』という、国際的な取り決めで、一定の規則に従って付けられています。

(2017/9/5放送分より)

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