日馬富士暴行問題~日本相撲協会は公益財団法人として失格

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11/29(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④

白鵬「殴ったのはビール瓶ではなくカラオケのリモコン」
7:18~やじうまニュースネットワーク:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)

白鵬

【大相撲】日馬富士暴行事件に関して任意の事情聴取を受けるため市内のホテルを訪れた白鵬=2017年11月28日福岡市 写真提供:産経新聞社

白鵬の聴取 日馬富士と概ね同じ説明をしていた

大相撲の横綱日馬富士による暴行問題で、横綱白鵬が警察に対し「ビール瓶ではなくカラオケのリモコンで殴っていた」と話し、日馬富士と概ね同じ説明をしていたことが分かりました。警察は年内にも傷害の疑いで日馬富士を書類送検する方向で捜査しています。

昨日は鳥取県警が捜査員を派遣しまして、福岡市内のホテルで横綱白鵬を事情聴取しました。白鵬関は「ビール瓶ではなくカラオケのリモコンで日馬富士が殴っていた。自分が制止した」などと、日馬富士と概ね同じ説明をしていたということが捜査関係者への取材で分かりました。白鵬は今日は日本相撲協会の危機管理委員会の聴取を受けるということです。

一方日本相撲協会の八角理事長は昨日東京都内のスポーツ庁で鈴木大地長官と会談しまして、一連の騒動を謝罪しました。八角理事長と鈴木長官です。

八角理事長)この度は世間を騒がせまして、誠に申し訳ありませんでした。今後は指導を徹底して参りたいと思いますので、よろしくお願いします。

鈴木長官)約10年前に同様の事件が起こっていろんな取り組みがされて来たと。そしてこの事件ということで、改めて暴力の根絶について我々からも要請をしたと。

森田)八角理事長はその後福岡市内で十両以上の力士を対象に講和を行い「暴力問題を二度と起こさない」という宣言をしております。

八角理事長

日馬富士がおこした暴力問題の謝罪と説明のためスポーツ庁を訪問し鈴木大地長官と面会した後、取材を受けるため会見場に入る日本相撲協会の八角理事長=2017年11月28日スポーツ庁 写真提供:産経新聞社

相撲協会は公益財団法人 一連の問題は社会的責任も負っている

高嶋)今日の日刊スポーツは今日にも日馬富士が会見して引退を宣言すると、決定したみたいに伝えていますけど、どう思われますか?

鈴木)そもそもこれは日馬富士の暴行事件ということでスタートしましたけど、その後いろんな問題が出て来て、例えば白鵬の横綱の品格云々の問題が出て来るとか、相変わらず協会のガバナンスの問題、協会と部屋の関係ですよね。いろんな話が出て来ていますけど、1つだけ言えるのはスピーディーではないというか、何でこんなに時間が掛かるのだろうというここのところだと思うのです。
時間が掛かれば掛かる程事態がより複雑になり深刻になり広がって行く、これはまさに危機管理ではないですか?

高嶋)当然のことながら、貴乃花親方のああいう出方と、それから親方が弟子と言いながら力士の将来を自分で引き回して良いのかというような意見も出ていると。

鈴木)そうですね。逆に貴乃花親方は正義を通しているなんていう見方もある。でも危機管理というのはしっかり調べて早く手を打つ、これができていない独特の相撲の世界の欠点を見せつけられている感じがするのですよね。
でも1つだけ言うと、協会って公益財団法人じゃないですか。これは社会的な責任を負っているのですよ。そういう意味ではあくまでも、もちろん相撲ファンの為にしっかりやってくれというのはあるのだけれども、同時に社会的責任も負っているということを考えると、やはりこのダラダラとした処理の仕方、これだけは何とかして欲しいなというのがありますね。しっかりとけじめをつけてほしいですね。

高嶋)処分の問題だけではなくて、根本的に体質に問題があるのだということですよね。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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