十二支の漢字は動物とは関係ない? 今年の『戌』の意味
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※この記事は2018年に書かれたものです
十二支の漢字
『十二支の漢字』は当て字!?
『戌年』の『戌』という漢字は、私達が日頃目にしている『犬』という字とは違います。
これは『犬』だけでなく、十二支の全ての漢字が本来の動物を表す漢字とは違っています。
これは本来の字では分かりにくいこともあって、馴染みのある動物の漢字を、十二支にあてはめているからです。
そのため『十二支の漢字』は動物とは、全く関係がありません。
『子(ね)』の意味
十二支の漢字は“植物の様子”を表していて、最初の『子(ね)』は“種の中に、新しい命が萌え始めた状態”。最後の『亥(い)』は“草や木の生命力が、種の中に閉じ込められた状態”を表しています。
昨年の干支、『酉年(とりどし)』の『酉』という漢字は“作物が完全に熟した状態”を表していますが、これはすなわち”収穫出来る状態”でもあります。
『戌』の意味
そして、『戌年』の『戌』は“作物を収穫した後の状態”と考えられています。
実際、この『戌』という漢字は“作物を刃物で刈り取って、ひとまとめに締めくくる”ということを表しています。“収穫した作物を蓄えて、守っている状態”とも言えます。
そんなところから『守る』とか『安全』を象徴する! とも言われているそうです。
昨年の『酉年』で収穫した、築き上げた実績や信頼をしっかりと守っていくことで、さらに飛躍する年でもあるそうです。
(2018/1/1放送分より)
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