田植えは、北海道より九州のほうが遅いのはなぜ?

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九州の田植え時期が北海道よりも遅いことがある理由を解説

「ハロー千葉」では、千葉のイベント情報にあわせて耳より情報を紹介する。今回は「九州の田植え時期が北海道よりも遅いことがある理由」と、長柄町より「田植え体験」の話題だ。

田植えは、北海道より九州のほうが遅いのはなぜ?

ゴールデンウィークが近づいてまいりました。ゴールデンウィークといえば、田植えを思い出す方もいらっしゃいますよね。

田植え時期は、2月下旬から6月中旬。地域によって異なる

田植え時期は早くは2月下旬、遅くは6月中旬頃です。もちろん一番早いのは沖縄。桜前線もそうですよね。

田植えは一般的に、暖かい沖縄から始まって寒い北海道へと進んでいきます。お米も植物なので、桜と同じように西から東へ進んでいくと思いきや、実は九州は北海道よりも遅くに田植えをすることがあります。

なぜ九州の田植え時期は、北海道よりも遅いことがあるのでしょうか?

九州の田植え時期が北海道よりも遅いことがあるのは、なぜ?

九州の田植え時期が北海道よりも遅いことがあるのは、稲が寒さに弱いから

九州の田植え時期が北海道よりも遅いことがあるのは、稲が寒さに弱いからです。

十分な日照時間がない日や気温の低い日が続くと、モミの中に米粒ができなかったり病気になったりしてしまうのです。

また、稲には小さな花が咲くのですが、花が開く前に雨や曇りの日が続くなどして気温が低くなると、花に異常が起こりお米ができなくなってしまうこともあります。

これを冷害といいます。

北海道は秋以降の冷害を避けるため、九州よりも早い時期に田植えを行う

冷害を避けるために、日照時間が短く気温が低くなる秋よりも前に北海道や東北は稲を収穫しなければなりません

そのため、北海道や東北では九州よりも早めに田植えをすることがあります。なので、九州のほうが田植え時期が遅れてしまう現象が起こるのです。

お米は収穫時期によって「早生」「中生」「晩生」に分かれる

ちなみに明確な定義はありませんが、8月中旬頃に収穫したお米は「早生(わせ)」、9月中旬あたりからなら「中生(なかて)」、10月下旬頃からなら「晩生(おくて)」と呼びます。

早く収穫できれば、いち早く新米を売り出せます。新米として売れるのは秋に収穫し、その年の大晦日までに精米して包装されたものなので、早生でも4か月ほどしか売り出せません。また、遅くに収穫すれば霜や台風の被害を避けられるメリットがあります。

それに、1日の最高気温と最低気温の差が大きいほど美味しいお米が穫れるといいます。気温差があると体にこたえますが、美味しいお米も食べたい……悩ましいですね!

長柄町が『田植え体験』の参加者を募集(2018年募集終了)

稲作 グリーンツーリズム

稲作|グリーンツーリズム公式サイトより

千葉県の中央部に位置し里山に囲まれた長柄町では、2018年4月29日(日)に予定している『田植え体験』の参加者を募集しています。当日は、懐かしい手植えと乗用田植機(お子様対象)を運転しての機械植えが体験できます。

昼食には、味が良いと評判の『ながら こしひかり』の炊きたておにぎりと、朝掘りで甘く柔らかな竹の子のお味噌汁にお漬物が出ます。あぜ道に腰掛けて食べるおにぎりの美味しさは格別ですよ。

参加料金は、昼食と『ながら こしひかり』2合のお土産付きでお一人様2,000円。小学生未満は無料です。先着200名様限定ですので、ご予約はお早めに! 自然の中で農業のことやお米の大切さを学ぶ良い機会です。ぜひ、お子様とご一緒に田植えをしてみませんか。

田植え体験(2018年イベント終了)
体験時期:4月
所要時間:1日
体験内容:手植えでの体験と田植え機を操作しての体験。お弁当付き。
体験料金:大人3,000円 小人1,500円(受入農家の手作りお弁当付き) 就学前児童は無料
用意する物:タオル
服装:長袖、長ズボン、長靴

【ハロー千葉】

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