加計学園問題~柳瀬氏参考人招致で何が進展したのか?
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5/11 FM93AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ!③
柳瀬氏が「加計学園ありき」を否定
7:19~お早う! ニュースネットワーク その2:コメンテーター高橋和夫(国際政治学者)
参考人質疑で柳瀬氏が答弁
加計学園の獣医学部新設をめぐる問題で、柳瀬唯夫元総理秘書官が昨日衆議院と参議院での参考人質疑のなかで、国家戦略特区の諮問会議で学部新設が決まるまでの手続きは公正だったと強調、「加計ありき」を否定している。
蓮舫参議院議員)あなたが加計学園とお会いをした、ここがスタートになって10年15回全て却下されていたものが一気に動き出したんですね。これ、加計ありきだったんではないでしょうか。
柳瀬元総理秘書官)今治市が最初に加計学園を念頭に置いていたのは、加計ありきは今治市はそうだったかもしれませんが国家戦略特区としてどこを選ぶか、それはきちっとした公正な手続きで決まっていくということだと理解してございます。
飯田)この柳瀬氏の答弁の中でも、「申請主体の今治が「加計ありき」なのはそうでしょうけれども、国としてそうであったとは違う」と否定をしたわけであります。去年とあまり議論の内容が変わっていないような気がしますけれども、高橋さんはご覧になっていて如何ですか?
高橋)野党も長い連休を取りましたからね。
飯田)19連休ですか。
高橋)この人が出てきたのでやっと国会に戻って来れると。野党側もずっとボイコットをしていても国民の支持は得られないということに気付いて、じゃあこの人でという妥協点だったのですが、残念ながらとても説得力のある話では無かったなということです。多分与党も野党も世論を見て、世論が付いてこないようであれば野党もそろそろ引こうかなというところだろうし、与党もこれで政権への支持が落ちるようであればもう少し付き合わざるを得ないなと、そういう世論というバロメーターを見ながらお互い綱引きをしている感じはしましたね。
飯田)今朝の東京版の最終の一面ですが、加計学園の話がくるかと思いきや、各社「米朝会談6月12日」というのを持ってきていて、東京新聞だけが加計学園を取り上げていると。これだけ外交がダイナミックに動いていると、そちらの方に世論の興味も移ってくるということになりますか?
高橋)日本の生存がかかっていますからね。この問題も勿論重要で、押さえておかなければならないと思いますが、こんな答弁しか聞けないのならもういいかなという感覚は多くの国民が持ったのかもしれないですね。
飯田)せめてダブルトラックのような形で日本人の命をどうやって守るんだという、憲法も含めて議論になるのかもしれないですけど、遅れてはいけないですよね。
高橋)そうですね。日本の生存がかかっている問題ですから、少し考えて欲しいと思います。
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