森友・加計問題これで幕引きか~限界見える野党の追及
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11/28(火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!④
安倍総理は当たり障りのないところを認め、追及を避ける
7:18~ やじうまニュースネットワーク:コメンテーター 富坂聰(ジャーナリスト、拓殖大学教授)
衆議院予算委員会で安倍総理が森友・加計問題について応答
安倍総理大臣は昨日の衆議院予算委員会で、学校法人森友学園と加計学園の問題で批判を受けた公文書の管理をめぐり、行政文書管理のガイドラインの改正を年内に行う考えを示しました。また安倍総理は森友学園の問題に関し、昭恵夫人本人が国会で説明する必要はないとする見解を表明しました。
昨日の衆議院予算委員会で安倍総理は、森友学園問題の8億円の値引きがずさんだったという会計検査院の報告については「指摘は真摯に受け止めなければならない」と述べております。ですが立憲民主党の長妻昭代表代行が「売却は適正だったとしたこれまでの政府答弁については謝罪するべきではないか」ということについては応じませんでした。安倍総理と長妻議員です。
安倍総理大臣)国土交通省から、適切に処分していたとの答弁があったところであり、私もそのように報告を受けていました。
長妻議員)その答弁の責任としてですね、謝罪なり国民に対してそういう発言は一切ないのでしょうか。この姿勢こそが全然治っていないじゃないですか。謙虚な姿勢とか真摯な答弁とか。
森田)また安倍総理は昭恵夫人による国会での説明についても「私が質問に答えているということでご了承をいただきたい」と述べておりまして、不要だという認識を示しています。それから近畿財務局の担当者と森友側が売買契約を結ぶ前の去年5月に価格の協議をしていたとうかがわせる音声データについて、政府は存在を認めたのですが財務省側は「不動産鑑定評価額が出る前に学園から買い取り希望価格が提示されたという認識もないし、国のほうから売却価格を提示したことはない」と述べておりまして、幕引きを図ろうという意向です。
三文小説で犯人を仕立てるなら国税庁長官
高嶋)土地自体もそうだし、伝わってくるいろんな話や事実その他、全部が怪しいですね。すっきりしないですね。どれだけ安倍さんが「ちゃんとやった」と言っても納得ができません。だけど日本人はけっこう飽きっぽいから、まだ森加計問題をやっているのという人が多くなりましたよね。その辺は野党も難しいですね。
富坂)ある意味で野党の追及の限界の底が見えているところもあるので。無力感もちょっと感じつつ。ただやはり公共財産なので「文書が残っていない、覚えていない」で乗り切ること自体が褒められたことではないです。次のステップになるのかもしれませんけどね。きちんと残すということは必要でしょうね。
高嶋)三文芝居とか三文小説だと誰かを犯人にでっち上げて。一番いいのは国税庁長官だと思いますけど。ガンとやって、あとはチャラチャラと。政府は何を考えていますか?
富坂)そこまでやらなくても逃げ切れると見ているのではないでしょうか。
高嶋)選挙に勝ったということは何にも増して嬉しいことですよね。
富坂)すごい支持をもらったと言っていますからね。
高嶋)森加計でなぜあんなに腹が立っていらいらしていたのでしょうか、というような具合ですね。私のこのやじうまニュースネットワークでも最近どうも言い方が弱いですよ(笑)。
高嶋ひでたけのあさラジ!
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