アメフト反則問題~当事者同士ではなく、連盟の問題とするべき
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5/18 FM93AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ!③
アメフトの反則問題、関西学院大学が2度目の会見。一方、日本大学は謝罪する考えを表明
7:18~お早う! ニュースネットワークその2:コメンテーター宮家邦彦(外交評論家)
関西学院大学アメリカンフットボール部の鳥内監督が記者会見
鳥内監督)あれを受け入れたらスポーツが成り立たない、非常に悪質なので。次の日かその次の日、やはり責任者が我々の選手、保護者に直接謝罪するのが筋ではないかと。同じ指導者としては到底受け入れることはできません。
アメリカンフットボールの日本大学の選手が、関西学院大学の選手に対し重大な反則行為をした問題。関学大は昨日2度目の会見を開き、日本大学からの回答書について「反則行為の背景が明らかになっていない」と指摘、今月24日を期限に再提出を求めている。これを受け、日大側は内田監督ら責任者の謝罪をする考えを明らかにしている。
飯田)この一連の問題、どうご覧になりますか?
宮家)全く理解できないですね。なんで関西学院大学と日大の問題になっちゃうんですか? これは連盟があるのでしょう? リーグが。そこにはちゃんと監督機関があるはずですよね。
飯田)競技団体があるはずですね。
宮家)もしアメリカでこういう事が起きたら、しかもあからさまな反則ですからね。これをやったら即退場。そして下手をしたら永久追放、関係者の処分。ルールを守ってなんぼですよ。なんでこれが2つの大学の監督の喧嘩になるのですか? そうじゃなくて連盟の責任ある人が、厳正な審査をした上で処分するべきです。その後謝罪がくるでしょう。だけど謝罪があったかなかったかは私にとって大きな問題ではなくて、寧ろこのルールが守られていない状況を連盟なり上部団体の責任者が放置をして、各チーム間の問題に矮小化していませんか? それが全く理解できない。
飯田)一連の報道でワッとのめり込むとそこばかりで、日大の内田監督はけしからんじゃないかとなってしまうけれども。
宮家)スポーツのことはよくわからないから怒られちゃうかもしれないけれど、相撲だってそうですよね、協会の問題なのだから。各個人の力士が暴力をやったやらないはあるかもしれない。だけどそれを厳しくやるのが、競技をやるスポーツマン精神を守る為には厳しい処分が必要だ、この常識的な判断がどこにも無いのが私には理解できないわけです。
飯田)これはガバナンスの問題なのですね。競技団体の。
宮家)だから2度目に言ったら今度は謝りました、とかそんな話じゃないでしょうと。
飯田)確かにプロ野球でも酷いラフプレーがあったりすると、それはもうコミッショナーの問題ですよね。そのチームの監督同士がやり合う話じゃないですね。
宮家)両方とも強豪でしょう、だからということかもしれないけれど、それはおかしい。ちゃんと公正な競技を維持するため、スポーツマン精神は絶対に必要なことです。それを矮小化するのは理解ができません。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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