米大リーグ　エンゼルス対ツインズ　エンゼルス先発・大谷翔平 　提供産経新聞

「箱﨑みどり夕暮れWONDER4」（5月14日放送）で、ツインズ戦に登板して7回途中11奪三振103球で降板した大谷翔平の投球内容、また気になる点について、ベースボールコメンテーター・アキ猪瀬氏が語った。

■大谷投手の良かった点

過去の先発ゲームだとアスレチックス戦で12奪三振というのがあるんですが、その時にはストレートとフオークボールのほぼ2種類。きょうはストレートの走りもいい。カーブもいい。フォークもいい。スライダーの4種類、彼の持ち球全て良かったです。大谷投手みたいなパワーピッチャーは、ゲームの中で良い成績を残すためには、生命線であるフォーシームと呼ばれるストレート。きょうはベースになるストレートの状態が良かった。

■大谷選手の疲れについて

いまは開幕してから40試合くらいを消化したところです。ルーキーとしての勢いだけでいける試合数ですが、これから体力を消耗する、暑くなる夏を乗り越えられるかです。いよいよ本当の大谷くんのシーズンがこれから始まります。テキサスでは、夏場45度くらいは普通に上がります。この猛暑を乗り越えることが出来るか？ですよね。

■母の日で球場全体がピンクになっていたことに関して

ピンクリボンもつけられますし、キャッチャーのレガースもピンクでした（笑）10年前から行っているイベントなんですけど、実は乳がんで戦っている女性を支援しましょうというイベントなんです。大谷投手が来ていたユニフォームは後日、ネットオークションに出ます。バットもスパイクも全部出ます。集まったお金は一切誰も手を付けず、全てそういった団体に渡されます。大谷投手にボールを運んで行った女性がいるんですが、あの女性の方々も乳がんとの戦いに勝った方、またはいま闘病中ですという方が、イベントの一環として、各ポジションの選手にサインボールをもらいに行ったんですよ。その女性の方々がフィールドに降りて、このゲームを支援していました。メジャーリーグは徹底していますよ。

「箱崎みどり夕暮れWONDER4」
FM93AM1242ニッポン放送　月曜-木曜16:00-17:40