戦闘機F22の沖縄配備~北朝鮮と中国へのけん制

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5/31 FM93 AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ!④

キーワードは「最新鋭戦闘機F22」
7:27~教えて! ニュースキーワード:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)

F22ステルス戦闘機配備~米朝首脳会談へ向けてのけん制行動

アメリカ空軍は昨日、F22ステルス戦闘機を、沖縄県嘉手納基地に暫定配備した。平成26年4月以来のおよそ4年ぶりで、配備期間はおよそ1ヵ月を予定している。アメリカ政府は、6月12日の米朝首脳会談の実現に向けて調整を進める一方、最新鋭戦闘機を展開することで、北朝鮮に圧力をかける狙いがあると見られている。

飯田)F22は最新鋭で、かなりハイテクなステルス機能を搭載しているとか。これは対北ということになるのでしょうか?

鈴木)それはもちろんあると思います。防衛省OBと少し話すと、「北朝鮮はF22にものすごくビビっているようだ」みたいなことを言っていました。なので、確かに効果はあるのでしょう。
しかし、北朝鮮との駆け引きは、会談を行うかどうかではなく、やったときの中身の駆け引きになっていますよね。つまり、核をどこまで話を持っていけるか。アメリカが完全リードして、全部廃棄する方向へ持っていけるのか。それとも、体制保証プラス「これだけは許して」と北が言うか。つまり、中身の話になっている。それを有利にするためにいろいろなオプションを使って圧力をかけて威圧しながら、お互いに駆け引きしている。そのなかで、このF22が出てきた。

米の軍事的オプション追加は中国を意識してのこと

鈴木)いままで12日にやろうとしていたのをトランプ大統領は「やらない」と言った。これに対して北は「ちょっと待って」と十分反応した。けっこう、アメリカの威圧はすでに利いている感があるのです。だけど、なぜここで2重3重に軍事的オプションを使うのか。後ろに中国を見ているからだと思います。
中国が、北の後ろでイニシアチブを取り始めているという見方がありますよね。これはもはや、米中の1つのステージとする見方もあります。安倍さんに近い、外交に強い議員の話では、「明らかに、北だけでなく中国もセットで見ている。そのときに、これくらいの軍事的オプションは、中国を意識するには最低限必要だ」と。こんな見方ですね。

飯田)中国からすると、ここに最新兵器が置かれるのはイヤだ、と。尖閣とかもありますからね。

鈴木)そうですね。「いつでも軍事的オプションが使えるぞ」と。F22もそうですが、もう1つは、原子力空母の展開ですよ。これ、海でしょう? こうなると中国は非常に意識しますね。

飯田)中国の国産空母が進水して、試験航行をやったばかりですよね。

鈴木)そうです。そこが「原子力空母はアメリカがあるでしょう?」と。どうも構図としては、『北朝鮮とアメリカ』というより、北の後ろにいる中国に対してこれから米朝会談やるときのイニシアチブということだと、僕や前述の議員は見ています。

飯田)それにいま貿易交渉での制裁なども絡んでくるし、お互い使えるカードは全部使う感じですかね?

鈴木)そうですね。昨日自民党議員と話しましたが、アメリカや中国は世界の2大国『G2』と表現されます。つまり、アメリカにもそういう意識がある。「もちろん最後はG1」とは思っていますが、実質的にG2です。そういうことで言うと、今度の米朝会談は、もう1つの要素として、アメリカと中国の関係。どっちが強いのか、イーブンなのか。今後に向け、殴りながら握手ができるのか。そういう、米朝関係の裏の、米中関係。そこがポイントだと自民党議員が言っていました。

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