ロシアのアイスクリームの賞味期限が、たった“1週間”のワケ
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「草野満代 夕暮れWONDER4」(6月19日放送)で、FIFAワールドカップ開催国であるロシアの「アイスクリーム」のエピソードを紹介した。
ワールドカップが開かれているロシア。
観戦しながら食べるスタジアムフード、どんなものがあるかというと…
ゆでたとうもろこし、ヒマワリの種、そして牛乳風味のアイスクリーム。ロシアの人って、実は、アイスクリームが大好きなんだそうです。
というのも、特に冬、寒い中外で食べるアイスは溶けないから。
そして、ソ連時代のこだわりがつまっているから。実は、ソ連時代に作られたアイスクリームは、国家標準規格から、
添加物、保存料が一切使われず、本物の牛乳のみを使ったものでした。
この規格は、世界的に見ても、かなり厳しく、
当時のアイスクリームの保存期間は1週間。
ちなみに…日本では、アイスクリームの賞味期限がないと言われていることを考えると、かなり短い!味、色、匂いが少しでも異なっていたら不良品となり、店頭に並ばなかったといいます。
そんな風に厳しい工程の中で提供されるアイスクリームは、牛乳の風味がしっかり味わえる、どこか懐かしくて、優しい味。
海外からは、お店で出したい!と注文が来るほどでした。でも、そんな風に作っていては、大量生産できません。
時代と共に、当初の標準規格は、ゆるくなっていきますが、それでも、しっかりとしたミルキーな味わいはそのまま。
ロシアの人にとっては、欠かせないおやつとなっていきました。
草野満代 夕暮れWONDER4
FM93AM1242ニッポン放送 月曜-木曜16:00-17:40
番組情報
素敵な音楽&豊かな暮らしを、あなたに!「草野満代 夕暮れWONDER4」
(放送は2020年7月2日まで)