中学校の「健康を守る授業」でタバコ・アルコール・性感染症を解説

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中学校の「健康を守る授業」でタバコ・アルコール・性感染症を解説

『すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト』(6月24日放送)に、東京都医師会会長尾﨑治夫が出演し、「健康を守る授業」について語った。

自見:尾﨑先生は学校の現場で様々な取り組みをされています。まずは、学校における「癌教育」についてお聞かせください。

尾﨑:「癌」で亡くなられる方は、死亡原因でいうと1/3。亡くなられないまでも、なんらかの「癌」にかかる方は1/2。ある意味ではありふれた病気なんですが、実態が分かっていない。そこで「癌」の実態をしってもらう。そしてまた「癌」にかからないためには、どのような生活を送ったらいいのか。さらに「癌」という病気を通じで「命の大切さ」をわかってもらう教育を行っています。そこから人間というのは色々なことで悩んだりしていることを理解してもらい。私はそのような教育から「いじめ」などの問題がなくなっていくのではないかと考えています。

自見:奥が深いですね。尾﨑先生は、地元の東久留米の中学校で10年以上にわたり「健康を守る教育」という授業を行っているそうですね。

尾﨑:中学1年生には「煙草の害」。2年生には「アルコール」。アルコールを飲めない体質の方はいらっしゃいます。4%の方が飲めない。そして40%の方が弱い。これは生まれつき酵素を持っているか、持っていないかという話です。アルコールを分解できない方に無理に進めると急性アルコール中毒になって、場合によっては命を失ってしまいます。お酒を強要してはいけないという話をしています。

淵澤:中学生に講義しているんですね?

尾﨑:病気の予防と一緒で、早いうちから判ってもらうことが大切です。中学3年生には「インフルエンザ」。ウイルスの感染症は抗生物質が効きません。一番いいのは手洗い、うがい、マスクをして予防することです。それから「HIV」や「クラミジア」「梅毒」などの性感染症についてです。「性教育」や「性感染症」に関する知識が足りません。高校生になった時には、そのような知識を備えて自分で対処できるような人にして、高校に送り出します。

 

 

すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト
FM93AM1242ニッポン放送 日曜 6:04-6:13

番組情報

すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト

毎週日曜 6:04-6:13

番組HP

この番組は、子育てで日々奮闘しているママやパパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さんなど、子育てに関わる皆様に、役立つ情報を提供してゆく子育て応援プログラムです。
ナビゲーター:尾木直樹 アシスタント:淵澤由樹(フリーアナウンサー)

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