『すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト』(5月20日放送)では、日本小児科医会の松平隆光会長が出演し、「変化する小児科医の役割」について語った。
自見:今週は日本小児科医会の、松平隆光会長にお越しいただきました。
淵澤:松平さんの、文京区の「松平小児科」の待合室には「畳」があります。なぜ私が知っているかというと(笑)たまたまなんですが、先生、お世話になっています! 産まれた直後の息子をお世話になって、予防接種して頂きました。
自見:私も打ち合わせで母子手帳を見せて頂きましたが「松平小児科」という判子がワクチンのところに綺麗に押されていました。
松平:(笑)
淵澤:そして待合室の「畳」。珍しいんですか?
松平:東京の小児科医の診療所は狭いので有効活用するために寝転んでもいいし、オムツを変えてもいいし、畳を多目的に利用しています。
自見:松平先生は、日本小児科医会の会長として、小児科医を束ねていらっしゃるわけですが、「小児科医の役割」変わってきたなあと思う点、ございますか?
松平:私が小児科医になった時は、病気から子供の命を守るということが一番大切でした。その背景には、当時、感染症がたくさんありました。はしかの重篤なお子さんであるとか、髄膜炎であるとか、脱水症も意識がなくなるくらいの、お子さんをたくさん診てきました。
今はお父さんお母さんが、子育てに苦労されています。少ない子供を、完璧に100点満点に育てなくてはいけないという、重いプレッシャーを担って、つらい育児をされていると思います。
そういう中で、少しでも親御さんの育児不安を無くすために努力しているのが、今の小児科の現状だと思います。
自見:小児科医も新しい役割が期待されているということですね。
すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト
FM93AM1242ニッポン放送 毎週日曜 6:04~6:13
番組情報
この番組は、子育てで日々奮闘しているママやパパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さんなど、子育てに関わる皆様に、役立つ情報を提供してゆく子育て応援プログラムです。
ナビゲーター:尾木直樹 アシスタント:淵澤由樹(フリーアナウンサー)