野田聖子総務大臣 「乳児用液体ミルク」は災害時と働き方改革の両方で期待

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野田聖子総務大臣 「乳児用液体ミルク」は災害時と働き方改革の両方で期待

『すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト』(5月6日放送)では、野田聖子総務大臣が出演して、「災害時」、そして「働き方改革」の両方の面で期待されている「乳児用液体ミルク」について語った。

淵澤:今週も野田聖子さんが取り組まれている様々な「子育ての課題」について伺っていきます。きょうは「乳児用液体ミルク」です。

野田:東京都知事になられた小池百合子さんが、熊本地震の時、フィンランドでは当たり前に販売されている「乳児用液体ミルク」を旧知のフィンランド大使館に被災地に届けてほしいとお願いし、被災地では大変喜ばれたそうなんです。

外国のものをあてにするのではなく、災害が多い国だから、備蓄として必要だとおっしゃっていたんだけど、(小池さんは都知事になられたので)私が代わって引き受けて取り組んでいます。

また女性が働く時にパートナーが子供の面倒を見れるような、やさしい環境を作るためにお乳の出ないお父さんがお乳と同じだけの成分のモノを持っていれば、不安は解消されます。災害時と働き方改革。両方のメリットを生かすために厚労省に働きかけてきました。

自見:粉ミルクの場合は、お湯が必要で、出かける時にお母さんがワンセット持っていかないといけない。その手間がないというだけでも、たいへん喜ばれます。

淵澤:乳児用液体ミルク。なぜ日本で販売されていないんですか?

自見:単純な話で、「乳児用液体ミルク」は想定されていなかった製品でした。通常、国内の食品衛生法に基づいて、厚労省が規格を決めるんですけど、その規格そのものがなかったんです。政治的、そして社会的な強い要請を受けて、厚労省でも検討会が開催されています。十分に時間をかけて、衛生状態を確認しつつあるところです。

野田:子育てがプレッシャーにならない社会を作っていかないといけないと思っていて。今までは、道徳的にお母さんが母乳をあげなくてはならないというのがありました。そうなると制約が増えます。でも「乳児用液体ミルク」があれば、お父さんであってもお母さんであっても、出来る方が育児をすればいいという、もう少し緩やかな育児を届けることが出来るのかなと思っています。

すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト
FM93AM1242ニッポン放送 毎週日曜 6:04~6:13

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この番組は、子育てで日々奮闘しているママやパパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さんなど、子育てに関わる皆様に、役立つ情報を提供してゆく子育て応援プログラムです。
ナビゲーター:尾木直樹 アシスタント:淵澤由樹(フリーアナウンサー)

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