7月9日(月)深夜放送の、ニッポン放送『ミュ~コミ+プラス』(パーソナリティ:ニッポン放送アナウンサー吉田尚記)にて、4人組ロックバンド・フレデリックの三原健司(Vo./Gt.)と赤頭(あかがしら)隆児(Gt.)が出演し、楽曲の制作方法について語った。
独特な歌詞と中毒性の高い楽曲で人気のフレデリックだが、その作曲方法もまた他のバンドとは違う、バンドならではの手法で作られているそうだ。
吉田:バンドの楽曲、作詞作曲はベースの三原康司さんが担当されているんですよね?
三原健司:そうですね、僕の弟の康司が。
吉田:他のみなさんはどういう風に楽曲制作に参加されているんですか?
健司:うちのバンドは康司が作詞作曲をして、1つのデモを作ってくるんですよ。ギター、ベース、ドラム、歌も。
吉田:歌も!?
健司:そうなんです、1回全部1つの形を作ってきて、それに対してそれぞれがやりやすいようにアレンジしていくみたいな。だから芯はあるんですけど、結構デモから変わったりすることも多かったり、逆に本当にデモのフレーズとかメロディーとかが良かったらそっちを使ってデモのまんまの曲になったりすることもありますね。
吉田:フレデリックって、楽曲が似てるバンドって全然いないと思うんですよ。じゃああの印象的なギターのフレーズとかは赤頭さんが持ってきたパターンも相当あるということですか?
健司:そうですね、デモの時の良さもありつつ。
赤頭:康司くんがこうやりたいんだなってのが全部伝わるデモになっているので。そこから康司くんがこれは絶対に弾いてって言ってくるのもあったり、でも僕が変えたりとかいろんなパターンがあります。
吉田:フレデリックの場合は「俺は絶対こうしたい!」とか揉めなそうですね。
健司:そうですね(笑)。僕と康司でフレデリックを結成するときに、もちろん演奏の上手さもあったほうがいいけど、それよりも続けられる人と一緒にやりたいと思って。気が合って、人のことが考えられて、一緒にバンドが出来る人とやろうって決めてたので、そういう意味では隆児の良い意味でギタリストっぽくないというか、「俺が1番前に出るんだ!」っていうタイプじゃないけど、でも出るときはちゃんと出てくれるっていう。そういうところでメンバーを選んだところはあったので。
弟である康司が作ったデモ音源を元に、メンバーそれぞれがアレンジを加えていくことで1つの楽曲が出来上がると明かした健司。また時折バンド内で意見の食い違いからぶつかり合うこともあるそうなのだが、お互いに相手のことを考えて、解決に向かってのぶつかり合いとなるので、大きな喧嘩に発展することは無いそうだ。
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