米露首脳会談はトランプ大統領に何の成果があったのか

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月18日放送)にジャーナリストの高橋洋一が出演。なぜ、この時期にトランプ大統領がプーチン大統領と首脳会談をおこなったのか、その意図と成果を解説した。

米露首脳会談~トランプ大統領の対応にアメリカ国内で批判

アメリカのトランプ大統領が米露首脳会談でロシアによる大統領選挙への介入疑惑、いわゆるロシア疑惑について、ロシアを批判せず、アメリカの情報機関の結論に懐疑的な見方を示したことについて、アメリカ国内で批判が噴出している。

飯田)冷戦後最も関係が良くないといわれるなか、米露首脳会談、フィンランドのヘルシンキで行われましたけれども、自分たちの身内を批判してしまった。

高橋)トランプらしいといえばトランプらしいですけどね。トランプが向いているのは国内対策ですよね。ロシア疑惑を払拭したいということだけです。プーチンの方は何処に目が向いているかというと、ロシアの国際的な立場を良くすると、外に向いているわけです。やはり見映えはトランプの方が良く無く見えますよ。トランプも会談する必要があったのか、おまけにロシアの方にロシア疑惑は大丈夫ですと言われても、国内的には全く意味が無いですよね。

飯田)因みにトランプさん、その後Twitterで情報当局者を強く信頼しているということで、ロシア介入の結論を受け入れると述べたということで、火消しに躍起。

高橋)国内的には仕方ないでしょう。ロシアにお墨付きを貰っても、相手の方が犯罪を犯しているみたいな感じですから。これはトランプさんはしくじったと思いますけどね。プーチンさんに上手いことやられた。ワールドカップの後ですからね、タイミングもあまり良くないという感じが私はしましたけどね。

中間選挙に向けてロシア疑惑を払拭したかったトランプ大統領だが

飯田)これは中間選挙に向けてのものだという見方もありますが、どうですかね。

高橋)中間選挙に向けて、アメリカ国内向けにやったんですけどね。ロシア疑惑は自分は大丈夫だってロシアに聞いちゃダメですよね。ロシアに聞いたら、ロシアはやってないって言うに決まってますよ。何の意味も無かったですよ。

飯田)その他の部分というのが、新STARTと呼ばれる戦略的兵器の削減条約の延長だとか、余り中身が無かっただけにこの話になってしまったんですかね。

高橋)国内向けにプーチンに持ち掛けたっていう話で、トランプさんとしてはあまり良い外交じゃなかったような気が私はしますけどね。

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