台風13号~福島・宮城は昼前後が風のピーク
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(8月9日放送)に日本気象協会の戸田よしかが出演。今後の台風13号、14号の動きについて解説した。
台風13号~房総半島沖の海上を北へ~午後には東北にも
台風13号は千葉県銚子市付近にあり、1時間でおよそ15キロの速度で北に進んでいる。昼前にかけ、関東地方の沿岸を北上し、次第に勢力を弱めるものの、夜遅くにかけて、暴風域を伴ったまま、東北太平洋側にかなり接近する見込み。気象庁では暴風や高波、大雨に警戒を呼びかけている。
飯田)台風の最新情報について気象協会の方と繋いで伝えてもらいます。日本気象協会の戸田よしかさんです。台風13号の現状は、どんな様子ですか?
戸田)いま千葉県銚子市付近にあり、ゆっくり北へ進んでいます。このあと、さらに北上して茨城県付近を進んで、昼頃から今夜にかけて東北から太平洋側に近づく見込みです。台風は中心の南側にやや発達した雨雲を伴っていて、いま千葉県南部館山市付近で局地的に雨足が強まっていると見られます。関東では、台風が近くを通るのはこれから午前9時頃まで。千葉県と茨城県では、急に激しい雨の降るところもありそうですし、立っていられないほどの非常に強い風が吹く恐れもあります。また、千葉と茨城以外の関東各地でも、一時的にざっと雨が降ることもあり、風にも注意が必要です。
飯田)見ていると、かなりゆっくりですね。ずっと銚子のあたりにいるように見えます。
戸田)そうですね。この後もわりとゆっくりしたスピードで、茨城沖から東北の太平洋側ということになります。だから、関東では午後は雨が止み晴れますが、各地で風の強い状態はまだ続きそうです。そして、海ではしばらく大シケの状態が続きますので、晴れたとしても海岸付近には近づかないようにしていただきたいと思います。
福島・宮城は昼前後、岩手では今夜がピーク
飯田)関東から東北にかけての太平洋沿岸というのは、かなり広範囲で波の強い状態があるということですね?
戸田)そうですね。波の高さ10メートルと、猛烈なシケという状況ですからかなり危険です。
そして、東北の太平洋側ですが、これから台風の影響が強まります。風のピークは、福島と宮城は昼前後。岩手では今夜となりそうです。また、東北太平洋側の各地はときおりざっと雨が降り、道路が冠水するような、非常に激しい雨の降るところもありそうです。
台風14号~お盆の時期の旅行は計画に幅を持たせるのが吉
飯田)あと、先日来の豪雨で、山形辺りは別の意味ですでに豪雨の影響を受けていますよね。
戸田)すでに地盤のゆるんでいるところがあります。ただ、山形に関しては、台風の本体の雨雲は今日かからない見込みです。ただ、周辺の湿った空気などの影響で局地的に雨が降る影響がありますから、ちょっと土砂災害などには気をつけていただきたいと思います。
飯田)それから気になるところで言うと、もう1つ台風が出てきていますよね?
戸田)昨日、台風14号が発生しました。いまはまだ、日本から南に離れたところにあるのですが、今後北上して、この週末に沖縄や奄美に近づく予想です。お盆休みなどで旅行を予定している方は多いと思いますが、計画には少し幅を持たせておくと安心です。
飯田)空の便に影響があることも考えられますね。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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