非常に強い勢力の台風21号、西日本を直撃か
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ニッポン放送「飯田浩司の OK! Cozy up!」(9月4日放送)に日本気象協会の藤野勝成が電話出演。台風21号の最新情報を訊いた。
台風21号~1993年の台風以来の非常に強い勢力
非常に強い勢力の台風21号は、今日これから西日本から北日本の広い範囲で猛烈な雨や風をもたらす恐れがある。暴風や大雨など、厳重な警戒が必要。
飯田)まずは台風の最新情報、そして警戒のポイントなどについて、日本気象協会の藤野勝成さんに詳しく伺っていきます。
まずはこの台風21号の現状を教えてください。
藤野)非常に強い台風21号は7時現在、四国足摺岬の南南東、およそ130キロの地点を、1時間に35キロの速さで北北東へ進んでいるものとみられます。風速15メートル以上の強風域が既に九州、四国にかかっていまして、四国では瞬間20メートルを超える風が吹いています。
飯田)雨と風だと、風の方が強い感じですか。
藤野)そうですね。台風周辺では猛烈な風、雨が同時に来る状況になりそうです。
飯田)いま引き合いに出されているのが、25年前の1993年に来た台風以来、非常に強い勢力のまま上陸するのではないかということですが。
藤野)そうですね。25年ぶりとなりそうです。
飯田)そうなると、これから先スピードが上がる、という話もありますが。
藤野)秋特有なのですけれども、急にスピードが上がりますので、台風の巻き込む風と速度を上げるスピードが重なり、より風が強くなるという特徴があります。
飯田)最大瞬間風速でいうと、どれくらいまで上がる恐れがありますか。
藤野)四国や近畿では60メートルになります。走行中のトラックが横転するほどの猛烈な風が吹く恐れがありますので、特に台風接近時の外出は、非常に危険な状態となりそうです。
飯田)タイミングによっては、満潮と重なるのではないかという話もありますが、これはいかがですか。
藤野)そうですね。瀬戸内海、特に大阪湾の潮位が高くなる見込みがありまして、情報によると、過去最高潮位に匹敵する記録的な高潮になる恐れがあります。近畿地方に最も接近する時間帯がお昼前から夕方にかけてですので、この時間帯は特に警戒が必要となりそうです。
現在の大阪駅の状況
飯田)続いて、ニッポン放送関西支社田口記者がJR大阪駅で取材中です。
大阪駅、電車もすでに止まっているという話もありますが、現状いかがですか。
田口)そうですね。今日の始発から京阪線エリアの在来線は運行本数を減らしておりまして、台風が接近する正午ごろまでには、全ての電車の運行を取りやめるということを発表しています。
飯田)そうなると、大阪の企業などはお休みにしているところも多いのですか。
田口)現状は通勤している方も見られますが、昨日の段階で自宅勤務や、休業の指示がでている企業もあるということで、普段より通勤する方が少ないように思います。
飯田)台風自体はまだそこまで接近していないということですが、大阪の今のお天気はどうですか。
田口)現在のJR大阪駅前は晴れ間も見えまして、風も、時折強く吹くこともありますが今は穏やかです。
飯田)こちらで報道を見ていますと、鉄道だけでなくデパートも閉まるという話がありますけれども。
田口)そうですね。百貨店などはほとんどのところが休業を発表していますし、ユニバーサルスタジオジャパンや海遊館も休園を発表しています。
飯田)観光施設も含めて、今日はお休みというところが多いわけですね。
田口)そうですね。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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