片山さつき氏口利き疑惑報道~なぜこのタイミングで出てきたのか?
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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月19日放送)に外交評論家の宮家邦彦が出演。週刊文春による片山さつき大臣の口利き疑惑報道について解説した。
片山さつき氏が国税庁への口利き疑惑報道を否定、週刊文春を提訴の意向
昨日発売の週刊文春が片山さつき地方創生担当大臣の古巣、財務相に関する口利き疑惑を報じた。記事によると2015年に製造業を営む会社経営者への税務調査を巡って、片山氏が国税庁に口利きを行い、100万円を受け取ったということである。片山大臣はこの会社経営者に対し「上手くいったら100万円なんて、決して高いものじゃないわよね」と、話したと週刊文春は報じている。この記事について片山大臣は昨日、報道各社のインタビューで全面的に否定した。
片山さつき地方創生担当大臣)私が特定の企業へのこういった税務調査について口利きをしたこともありませんし、100万円を受け取ったことも全く無いわけですから、非常に事実誤認かつ不正確な内容が掲載されていることが大変残念に思います。この記事ではもう本当に政治家としての社会的評価が著しく貶められておりますので、現在当該週刊誌を可及的速やかに名誉毀損で訴えさせていただく準備を進めております。
飯田)臨時国会は24日召集、きょうの新聞などでは12月10日までやるという記事が出ています。またここで質疑になって、国会が止まっちゃうのですかね。
宮家)週刊誌ですから、それなりの根拠があって報道しているのかもしれませんが、言われている方も反論があるでしょうからね。週刊誌に出たからといって事実だとか事実じゃないということはない。これから内容が本当かどうか、お互いが説明をしなくてはなりません。これが第1弾で、2弾、3弾があるかもしれませんが、どちらにせよ、言われている方は説明しなくてはいけない。それが政治だと言えばそれまでですが、なぜこういうタイミングなのかと言うと、新しい大臣が出てくれば当然みんな虎視眈々と狙って、何かやろうとするわけでしょう? ですから、こういう形で出てきた。それを片山さんは堂々と事実誤認とおっしゃっている。不正確だと。
では、どこが誤認でどこが不正確かということを、これから説明されるのだと思います。
飯田)週刊文春の記事には口利きをしたと出ていますが、この秘書の方というのは既に事務所を辞められているそうです。法律上の問題になると立件はまだ難しいということになるのでしょうか?
宮家)この記事だけでは、それはまだ分かりませんね。もし法律上の問題が生ずるのであれば、それなりの決断を誰かがして、調査になるのでしょうけれど、まだそのような段階ではないですよね。まずは事実関係がどうなのか、誤認であるのならば、どこが誤認かということを説明するということでしょう。それに尽きると思います。
飯田浩司のOK! Cozy up!
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