作家・百田尚樹 大ヒット中の新刊について語る

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「須田慎一郎のニュースアウトサイダー」(12月8日放送)に、作家の百田尚樹が出演。現在大ヒット中の新刊「日本国紀」、その執筆のきっかけや様々なバッシングについて語った。


新刊「日本国紀」が大ヒット!

東島)百田さんは1956年、大阪市のご出身です。同志社大学法学部を5年で中退、その後放送作家となり、「探偵!ナイトスクープ」などの番組を手がけ、平成18年に「永遠の0」で小説家デビュー。平成25年には「海賊とよばれた男」で本屋大賞を受賞。ベストセラー作家、また辛口の保守論客としてもご活躍です。

須田)多方面で活躍されているベストセラー作家の百田尚樹さんに、いろいろとお話を伺いたいと思うのですが、いい加減な話をしていると怒られちゃいそうなので、きょうは心して話を聞いて行きましょう。
まずは、新刊の「日本国紀」について伺いたいのですが、本が本屋さんに並んでいないにもかかわらず、アマゾンでトップをとったという。これはどういう経緯があったのですか?

百田)私もびっくりしましてね。発売日の1ヶ月前にアマゾンで予約が開始されたのですが、予約開始されたその日に、総合1位になったのですよ。アマゾンで総合1位になるのは大変なことなのです。1位になったら、新聞広告に「1位」と打てるわけですよね。アマゾンの「1位」はルールが厳しくて、24時間1位を維持しないと「アマゾン1位」と新聞広告に打てないのです。だからまず、1位をとった時間のスクリーンショットをとって、24時間後に再び1位のスクリーンショットをとって証明しないといけない。「24時間1位を維持してくれー」と祈っていましたが、なんとそのあと、18日間連続1位でした。読者はどんな本かも知らないわけです。まだ新聞告知も打っていないし、普段私がツイッターで話している「虎ノ門ニュース」で「今度こんな本を出すんだ」と言っているだけだったのですが、それで多くの読者に期待していただいて。

須田)加えてもう1点驚いたのが、まだ本屋さんに並んでいないにもかかわらず、版元の幻冬舎がどんどん広告を打ちましたよね。こんなことって過去に見たことないのです。だって、広告を見て本屋さんに行っても本はないんだもん。

百田)そうなのです。アマゾンでいきなり18日間連続1位になって、その後もアマゾンで予約数がどんどん増えて行った。最初の計画では初版10万部でした。10万部でも、本の売れない時代では刷り過ぎな感じでしたが、どんどん予約が入って「10万部では追いつかない」となって、「初版15万部、いや20万部、それでも足りそうにないから25万部」となって、本もないのに広告を打ったのですよ。

須田)そういう経緯だったのですか。

百田)その時点では、まだ本ができあがっていなかった(笑)。まだ原稿を修正しているところでした。


「日本国紀」はなぜ生まれたのか? どのような気持ちで書いたのか?

須田)なぜそこまでこの本が売れたのか。「百田さんが書かれた日本史を読んでみたい」という読者の気持ちもあったでしょう。しかし、それだけでここまで売れるとは思えないのですけれど、それ以外の理由としてはいかがでしょう?

百田)これは私の口から言うのも何なのですが、多くの人が既存の「日本史ではない日本史」、つまり自分たちが中学高校で習って来た日本史に不満を持っていたのではないかと思います。なぜ私がこの本を書いたかと言うと、1年前にケント・ギルバートさんと対談したのです。対談のテーマは多岐にわたりましたが、そのときケントさんに「アメリカの歴史教育はどんなものですか? アメリカの中学・高校生にどんな歴史教育をしていますか?」と聞きました。するとケントさんが「アメリカの歴史教育は、それを学べば全ての子供達がアメリカを好きになります。アメリカに生まれたことを喜びに感じます。そして、自分たちの先祖に対して尊敬の念を持ちます。そういう歴史教育です」とおっしゃった。それを聞いて「うわー、いいなー」と。「本来、歴史教育ってそういうものじゃないかな。なぜ日本にはそんな本がないんだ」と感じたわけです。そして「そんな本がないなら、僕が書けばいいか」となったわけです。

▼Youtubeで視聴いただけます

須田慎一郎のニュースアウトサイダー
FM93AM1242ニッポン放送 日曜 18:50-19:20

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