ブタは人間が「イノシシ」を家畜化して生まれた?
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イノシシの歴史
2万年前には食料とされていた
イノシシは『イノシシ科』の動物で、大きく分けるとウシやシカなどと同じ仲間です。
人間とイノシシとの関わりは古くて、2万年前には既に食料としてイノシシが利用されていたそうです。
縄文時代以降、洞窟や貝塚からもイノシシの骨や牙を利用した装飾品が見つかっています。
このように昔から、イノシシは人の生活に欠かせない動物でした。
イノシシはブタの原種
太った胴長の体型に改良
さらにイノシシは、ブタの原種でもあります。
ブタは約1万年前に、人間がイノシシを家畜化したものと言われています。
イノシシよりもたくさんの肉が採れるようにと、太った胴長の体型に改良されて、現在のブタが誕生しました。
中国では『猪』=『ブタ』
『猪』という字は、中国語では一般的に『ブタ』のことを表すそうです。
中国語ではイノシシは『野猪(イエヂゥー)』と呼ぶそうです。
日本語では『野猪』を“のじし”、“やちょ”と読みます。辞書ではどちらも“イノシシのこと・イノシシの別名”とあります。
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