「草野満代 夕暮れWONDER4」（1月17日放送）では、スポーツの世界でよく耳にする「イップス」について特集した。

ゴルフでパターが入らない。野球で言うと、外野手が遠くに投げられるのに、近くの内野手には投げられない…。投手がピッチングはしっかり投げられるのに、一塁への送球ができない…などを一般的にイップスと言うが、松本アナウンサーによると、スポーツに限らずイップスになる人は多くいるようで、アナウンサーにもイップスにかかった人がいたそうだ。

「ワイド番組などはできるのに、ニュースの原稿を読もうとすると、できないという先輩アナウンサーもいらっしゃいました。」

そんな、「イップス」について詳しく解説された本が、日刊スポーツ記者　飯島智則著書「イップスは治る！」。この本で解説されている内容を少しだけ紹介する。

イップスは心の問題と思われがちだが、実は「脳」の問題。さらに、イップスはどんな人がかかるのかというと…。

「いい加減な人はならない。」
「真面目に目標を高く持っている人の方が、イップスにかかりやすい」

また、本人に原因があるわけではなく、指導者や上司などに問題があるそうで、高圧的な態度で指導することで、「怒られたくない」と萎縮してしまい、イップスになる人が多いそうだ。実は、メジャーリーグで活躍するイチロー選手も、イップスに悩んだ経験があるそうだ。

そんな過去にイップスに悩んだ人が、どのようにしてイップスになったのか？そして、どのように克服したのかが書かれたこの本。スポーツに限らず、イップスに悩む方、指導者の方に読んでほしい一冊！

日刊スポーツ記者　飯島智則著書「イップスは治る！」洋泉社　（税抜き1400円）

草野満代 夕暮れWONDER4
FM93AM1242ニッポン放送　月曜-木曜16:00-17:40