電子レンジは水の分子を振動させる“摩擦熱”で温めている!
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電子レンジを辞書で調べますと、『マイクロ波を利用して加熱する調理器具』とあります。『マイクロ波』とは『電磁波』の1つです。
電気の力が働いている場所のことを『電界』、磁気の力が働く場所のことを『磁界』と言います。
この『電界』と『磁界』がお互いに影響し合いながら、空間を光と同じ速さで伝わって行く波のことを『電磁波』と言います。
電子レンジは『マイクロ波』という電磁波を使って、食べ物を温めます。その仕組みですが、マイクロ波は1秒間に何10億、またはそれよりももっと多い、何兆もの回数で振動しています。
電子レンジでは、マイクロ波が食べ物に含まれている水分を振動させることで、水の分子同士が衝突して、摩擦で熱が発生します。この熱で食べ物全体を温めています。
このとき、水の分子を振動させる回数は、1秒間に24億5,000万回。電子レンジではこの振動数が最も適しているそうです。
電子レンジと同じように、食べ物を加熱するものに『オーブンレンジ』があります。『オーブン』とは『天火』とも言いますが、電気やガスなどで加熱します。
『オーブンレンジ』はこの『オーブン』と『電子レンジ』の両方の機能を備えています。
『マイクロ波』は英語で『microwave』ですが、『電子レンジ』も『microwave』です。
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