ニャンニャンニャン! 2月22日はねこの日です
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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第572回】
さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、2月22日公開の『ねことじいちゃん』を掘り起こします。
動物写真家・岩合光昭が映画監督初挑戦! 猫と人間との愛おしい時間を描いた感動作
2月22日は、猫の日。“ニャン(2)ニャン(2)ニャン”の語呂合わせから制定されたこの日、今年も全国各地で猫にちなんだイベントが開催されています。そんな2019年の猫の日をお祝いするのにふさわしい映画が公開となりました。
猫好きのみならず幅広い年齢層から支持を集め、累計発行部数35万部を超える同名人気コミックを映画化した『ねことじいちゃん』です。
メガホンを取ったのは、NHK-BS「岩合光昭の世界ネコ歩き」でお馴染みの岩合光昭。岩合氏と言えば、日本人としては初めて、ネイチャー誌「ナショナルジオグラフィック」の表紙を2度飾るなど、世界的な動物写真家としてその地位を確立している人物。全シーンどこかに必ず猫がいる本作は、猫たちの生き生きとした表情が実に愛らしく、まさに岩合監督にしか撮れない猫と人間の物語が完成しました。
舞台は、太平洋に浮かぶ海と緑に囲まれた小さな島、宮ノ島。2年前に妻に先立たれ、飼い猫のタマと暮らす大吉(70歳)は、幼なじみの巌や気心の知れた友人たちとのんびりと楽しい日々を過ごしている。しかし、友人の死や大吉自身もこれまでにない体調の変化を覚えるなど、穏やかな日々に少しずつ変化が。そしてそんな矢先、突然タマが姿を消してしまい…。
主人公の大吉を演じるのは、落語家・立川志の輔。「大吉役は志の輔さんしか考えられない!」という岩合監督の熱烈オファーを受けての、映画初主演となりました。68歳(岩合監督)&65歳(志の輔さん)による初めて尽くしのタッグに、味わい深いものを覚えずにはいられません。
もちろん、100匹以上のオーディションからタマ役に抜擢されたベーコンの名演技も必見! 1人と1匹、豊かで愛おしい時間を、ともに過ごしてみませんか?
ねことじいちゃん
2019年2月22日(金)から新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督:岩合光昭
原作:ねこまき(ミューズワーク)「ねことじいちゃん」(KADOKAWA刊)
脚本:坪田文
音楽:安川午朗
出演:立川志の輔、柴咲コウ、柄本佑、銀粉蝶、山中崇、葉山奨之、田根楽子、小林トシ江、片山友希、立石ケン、中村鴈治郎(友情出演)、田中裕子、小林薫、ベーコン、小梅
©2018「ねことじいちゃん」製作委員会
公式サイト http://nekojii-movie.com/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/