総理官邸からあやかり商法まで 新元号「令和」発表裏話
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ニッポン放送報道部あいばゆうな記者が、新元号「令和」発表裏話を取材した。
「新しい元号は、令和(れいわ)であります」
4月1日11時30分の予定からおよそ10分遅れて、菅官房長官の会見が始まり、新元号が発表されました。「新しい元号は、令和(れいわ)であります。」と読み上げた後、「令和」と書かれた書が入った額縁を掲げました。菅長官は朝、官邸に入るときには、リラックスしたにこやかな表情だったのが印象的でしたが、発表時には嬉しさも垣間見えたものの、終始緊張した面持ちでした。会見はいつもの官房長官会見と同じ、総理官邸の会見場で行われましたが、いつもの演題に加え、金色の布がかけられた演題が脇に用意され、そこに書が立てかけられるようになっていました。
私は、新元号の発表後すぐに、「令和」の文字を入れ込んだ、金太郎あめをつくるお店があるということで、アート・キャンディ・ショップ PAPABUBBLE(パパブブレ)大丸東京店に取材に赴きました。
元号の発表からすぐ飴を作り始めたということで、私は菅長官の会見が終わってすぐお店に駆け付けましたが、その頃にはすでにキャンディが直径15センチほどの丸太のように棒状になっていて、それを食べやすいサイズまで細く伸ばそうとしているところでした。試食でいただいた飴がこちら。
周囲の赤い部分はラズベリー味で、白地に緑の線を中心に「令和」という文字がかかれています。「令」の字はサクランボを、「和」のへんの部分はバナナを、つくりの部分はキウイをモチーフにしたデザインだということです。飴を作っていた店員さんは、フルーツ味をお客さんにおいしいと言ってもらうことが多いので、フルーツを使った遊び心のあるデザインにしたと話していました。
キャンディをつくるキッチンはガラス張りになっていて、スルスルと伸びていく飴に、子供や若い女性が釘付けになっていました。キャンディは12時35分に完成し、作り始めからわずか52分で完成。できたての試食に、子供たちは「甘い、おいしい」と喜んでいました。
キャンディは飛ぶように完売しましたが、明日からも1週間販売されるということで、まだゲットできるチャンスはありそうです。