憲法学者・作家 竹田恒泰が語る「改元」
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「須田慎一郎のニュースアウトサイダー」(1月26日放送)に、憲法学者で作家の竹田恒泰が出演。近づく「改元」について、改元の意味合いや国民としての心構えなどを語った。
竹田恒泰さんが語る改元の意味合い、国民の受け止め方とは?
須田)きょうは、実を言うと2回目の登場なのですよ。今年は「改元」という国家的一大イベントを控えているではないですか。歴史や本来の改元の意味、これまでの流れの問題点などいろいろと伺って行きたいなと思っております。ラジオを聞いている皆さんもそうだと思うのですが、日本人でありながら「改元」の本当の意味するところや皇室のことなど、知っているようで意外と知らないのですよね。
東島)そうなのです。
須田)こんな質問をするのは日本人として大変恥ずかしいのですが、改元とは一体どういう意味を持つのでしょうか?
竹田)元々は特別いいことが起きたときとか、特別悪いことが起きたときに元号は変わって来たのです。いいことが起こって改元するといい流れに乗る、悪いことが起きて改元すると悪い流れを断ち切る、心機一転という意味合いがあったのですね。ただ、幕末に悪いこと(ペリー来航や地震など)が起きすぎてコロコロと元号が変わったことがあって、明治以降はちょっと整理しようということで、改元の理由を1個に決めた。それが天皇の崩御だったわけですね。天皇陛下がお亡くなりになることが、日本国民にとって最大の悲しみではないかということで整理したのです。1世1元号で、明治天皇のときは「明治」、大正天皇の時は「大正」と来たわけですが、天皇陛下がお元気なうちに譲位なさるというご意向をお示しになった。従来の天皇が崩御されて元号が変わるものとは違った、明治以降これまでにない理由での改元が行われますね。
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須田慎一郎のニュースアウトサイダー
FM93AM1242ニッポン放送 日曜 18:50-19:20